ディスカヴァークラシック文庫シリーズ<br> 与謝野晶子 愛と理性の言葉

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ディスカヴァークラシック文庫シリーズ
与謝野晶子 愛と理性の言葉

  • ISBN:9784799329986

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内容説明

俵万智さん推薦!
今こそ読みたい与謝野晶子の「美しく力強い言葉の数々」を1ページに1項目ずつ読みやすくまとめました

近代歌壇を代表する歌人で『みだれ髪』や『君死にたまふことなかれ』などで知られる与謝野晶子は、
文学の世界のみならず、社会評論の世界でも活躍しました。
晶子が書いた15冊の評論集の中から、選りすぐりの言葉たちと、晶子の歌や詩を織り交ぜながら
「学ぶこと」「働くこと」「人生」「愛」「自由」などのテーマごとに読みやすく、わかりやすくまとめました。

▼購入者限定!ダウンロード特典

編訳者による「与謝野晶子 ブックガイド」および「与謝野晶子 おすすめ短歌10首(解説付き)」
ぜひダウンロードして、お役立てください。


<本文より抜粋>
「聡明な船乗りは、急流を渡るときには、上流へ斜めに舳先を向けて漕ぎ、ちょうど目的とする地点に着くように計らいます。しかし、聡明な船乗りがいつでも迂回するかといえば、そうではありません。波風の激しくない、潮流のおだやかな海を横断するときは、目的地に向けて一直線に舵を取ります。」

「人は誰かといることで鍛えられて健やかになり、孤独によって深められ、純粋になります。愛しあった夫婦でも常に向かいあっていれば、窮屈を感じる日だってあります。仲のよい親子のあいだでも同じことです。仮に半日でも、妻が夫から離れ、子が親から離れて、孤独のなかに自由に思索し行動したいと願うのは、自然であり、合理的な欲求です。」

【目次】
Ⅰ.幅広い読書で自らを育てる
Ⅱ.働く喜びは金銭には換えられない
Ⅲ.人生の海へ漕ぎだすために
Ⅳ.男女という性差を超えて
Ⅴ.愛は常に訓練されるべきもの
Ⅵ.子どもを育てる喜びを分かちあう
Ⅶ.さまざまな自由を求めて
Ⅷ.考える人として若々しく
Ⅸ.国家は個人のために
Ⅹ.芸術にふれる人生を

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小山田百伽

2
木の葉の落ちる様子を見れば 自分の衰えを感じ、 薔薇の花が香れば 自分の吐息を聞くように感じるのです。 2023/12/13

もこ

0
素晴らしい本に出会えたと思う。記憶はたいてい有害であるという文章がすごく印象的だった。記憶はいい意味でも悪い意味でも自身を縛り続ける。欲望の実現は労働によってはじめて可能になる。対照による人生の深み。自身に響く内容が詰まっており、与謝野晶子がいかに先進的な考えの持ち主であったのかがうかがわれる。人生のバイブル本になりうる一冊であった。強い女性はまさに理性と感情のバランスが取れた人だ。理性で自身の感情を隠し”強いふりをしている人”多くいると思う。せっかく人間に生まれたのだからどちらも持ち合わせていたい。 2024/04/23

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