角川文庫<br> 逆転 二係捜査(2)

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角川文庫
逆転 二係捜査(2)

  • 著者名:本城雅人【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • KADOKAWA(2023/10発売)
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  • ISBN:9784041137703

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内容説明

人権派弁護士によって無罪を勝ち取った男がいた。だが、男は、己の欲望を罪のない子供たちに向け、逮捕された。過去の事件は本当に無罪だったのか。事件の闇に、二係捜査の信楽と森内が再び挑む!書き下ろし

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-bo

86
家出人を含めた行方不明者の捜索を専門とする部署「二係」。信楽巡査部長が主人公のシリーズ2作目。10年前に女児殺害容疑で逮捕されたものの、二審で逆転無罪となった野村が再び逮捕される。野村の無罪を勝ちとった人権弁護士を標榜する岸は再び弁護人を引き受けるが。今作は資料を読み込み端緒を掴むというのではなく、容疑者、弁護士との過去の因縁。中心になるのも部下の森内と、新聞記者の藤瀬の話だった。2024/01/19

タイ子

85
3か月連続刊行・第2弾。マスコミ大好き、自ら人権派弁護士とのたまっている弁護士・岸。なんてことはない、自分の利益と保身で凝り固まり有罪被告も無罪判決にしてしまう。そんな弁護士相手に二係の信楽と森内が挑む。10年前、女児殺害容疑で逮捕された男が逆転無罪になるも、数年後別の女児殺害で逮捕される。あの時、有罪にしていたら今度の事件は起こらなかった。その悔しさを胸に容疑者の余罪を洗い始める。そして、見えてきた真実…。刑事と記者の矜持が気持ち良いくらい胸に迫る。今回、信楽の家族と過去が語られるがそれが切ない。2023/11/16

47
人権派弁護士が相手。犯罪捜査とは少し違う楽しみ2024/03/31

達ちゃん

25
信楽シリーズ2作目もなかなか渋い面白さ。最後の胸のすく逆転劇は爽快です。3作目が早くも楽しみです。2024/04/05

きあら

22
女児殺害容疑で逮捕された野村は二審で逆転無罪となったが、10年後再び女児殺害容疑る。無罪を勝ち取った岸弁護士が再び弁護人になる。対するのは二係捜査の信楽と森内、そして記者の藤間。このシリーズは正直あまり期待はしていなかったけど、読み応えがあって思いの外良い。キャラが魅力的。そのキャラ、信楽や二階堂が前作より柔らかく感じるのは気の所為?2023/12/12

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