内容説明
村山署刑事課長の香田は、水谷巡査の葬儀で、心残りだった事件の再捜査を決意する。その事件は、彼女が更生させた一人の少女の謎の失踪事件。香田は「遺体なき殺人」を追う信楽刑事に協力を要請する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
101
スポーツ系(野球、競馬)、記者もののイメージが強い本城さんの警察小説。遺体も出ていない事件の掘り起こしをする通称「二係捜査」信楽巡査部長。15年前に起こった女子高生失踪事件を追う。小さな端緒を見つけるために日々資料を読み込む日々。地味な部署に日を当てる設定。著書らしく新聞記者を絡ませる。信楽の部下の森内、そして以前二係に配属された事のある香田の存在により事件の真相に近づく。3ヶ月連続書き下ろしにて、第2、3弾もあるとの事。2023/12/06
タイ子
92
本城さんのじっくり読ませる警察小説、大いに堪能。冒頭から一人の女性巡査の葬儀シーン。殉職ではないので、事件性はないのだが本書のストーリーもまだ掴めないまま数ページ目でウルウル状態。こんなシーン、ドラマで見たら堪らないな。亡くなった女性巡査・水谷が15年間調べていた少女失踪事件。拉致、監禁、最悪の場合殺害か。水谷の同僚が後を継いで、再捜査の依頼をしたのが「遺体なき殺人事件」の専任、2係捜査の信楽。15年前の事件が今あらわになる時、鬼畜の仕業に胸が痛い。そして「宿罪」の意味に思わずため息がもれる。2023/10/04
Kokopelli
75
読メで当選してようやく着手できた。本城氏は初読みである。警察小説は好きで読んでいるが、この二係捜査は地味な部類だと思う。ニ係の捜査が地味なのである。過去の行方不明者の情報をひたすら丹念に調べて端緒を見出す。「端緒」という言葉が出てくる。物事の始まりや起点を言うが、解決の糸口のことを指すことがあるとのこと。長年その地味な捜査をしてきている信楽、若手の森内、過去に信楽の下に居た香田、女性新聞記者の藤瀬らが活躍する。面白かったので次作も楽しみに読もうと思うが、一点だけ校正が甘い。4版なのに誤字や変な言い回しが。2024/11/08
ゆみねこ
73
捜査一課に「遺体なき殺人事件」を専任とするニ係がある。資料を読み込み小さな端緒を見つけ事件解決へと結びつける。15年前突然姿を消したひとりの女子高生。彼女の行方を追い続け、病に倒れた水谷早苗巡査。水谷の遺志を継ぎ事件を調べる香田警部はニ係の信楽京介に再捜査の協力を依頼する。事件は町田と相模原、警視庁と神奈川県警が絡む。執念で容疑者を追い込み、事件を解決する。しかし、証拠は無く、あの取り調べは…。事件そのものは鬼畜の所業、胸糞悪い。2024/03/23
雅
70
15年前の失踪事件を追いかける。胸くそ悪い事件でしたが、きちんと寄り添ってくれる存在があったことが救いでした2024/02/04
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