内容説明
※電子版では一部未収録の内容があります。
本書は『外交』Vol.81(Sep./Oct. 2023)の一部を抜粋して電子書籍化したものです。
中国の対台湾工作は「グレーゾーン事態」をもたらし、外交、経済的威圧、偽情報流布などの攻勢が強まる。教育・啓蒙など官民で耐性を高める台湾は、平時から有事へのシームレスな対応能力を強化する。同様の問題を抱える日本は、台湾との対話が可能だ。
『外交』Vol.81 特集「中国との距離をはかる世界」:国際社会における中国の存在感は増すばかりだが、その一方で、内政・経済・外交の実態は不透明さを増している。中国は従来の軌道から外れようとしているのか。中国の「内なる論理」を踏まつつ、「世界は中国をどう見ているのか」という視点から考察する。