内容説明
英フィナンシャル・タイムズが「最後の逆転にやられる確率100%」と絶賛!
ドンデン返し20回超え。
世界一のサプライズ作家の最新作。
優秀なエンジニア、アリソンが娘とともに姿を消した。DVで投獄されていた元夫ジョンが突如出所、彼は自分を告発したアリソンを憎んでいるという。元刑事であるジョンは、そのスキルを駆使して逃亡したアリソンを追っていた。ジョンより早く彼女を発見してほしい――コルター・ショウのもとに依頼が舞い込んだ。依頼人はアリソンの雇い主。彼も事態を深く憂慮していたのだ。しかしほどなくして、ジョンと関係の深い犯罪組織からも二人組の殺し屋が送り込まれたことが判明した――
逃げる母娘。追う三組のプロ。熾烈な追撃と反撃の末に明らかになる真実とは? 反転する構図、二重底三重底の策謀、伏線と見えぬ伏線、すぐそこにあったのに目に見えていなかった大犯罪――
読者をあざむき、驚かせるミステリを書きつづけてきた巨匠が、キャリア35年にして放つ渾身のサプライズ・ミステリ。
足元をすくわれすぎて著者に接骨院の請求書を送りつけたくなるレベル。
――デイリー・エクスプレス紙
サプライズ満載。読者が最後の大逆転にやられる確率100%。
――フィナンシャル・タイムズ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
214
ジェフリー・ディーヴァーは、新作をコンスタントに読んでいる外国人作家です。懸賞金ハンター、コルター・ショウ・シリーズ第四弾、安定の面白さではありますが、ドンデン返し20回超えは盛り過ぎでした(笑) https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639175802023/11/06
パトラッシュ
161
DV元夫に追われる母娘の保護を依頼されたコルター・ショウだが、犯罪組織の殺し屋も2人を狙っていた。三つ巴の激しい追跡劇は懸賞金ハンターシリーズの醍醐味であり、どんでん返しがいつ起こるかとの期待感もあり一気に読まされる。「すべては見かけ通りではない」との宣伝文句に偽りなく、前提が次々引っくり返されていくラストは相変わらず見事な職人細工のミステリだ。過去3作に比べ犯罪の背景は小さかったが、大げさな秘密が絡んでいない分わかりやすい。よき相棒として活躍した複雑な過去持ちのソーニャが出色で、今後も出てくるか楽しみ。2023/10/27
KAZOO
118
賞金稼ぎのコルター・ショーの第4作目です。今回は非常に小型の原子力発電機を開発した女性にからむ話です。その女性の元夫(元刑事)がDVで刑務所にいたが出所をしてその女性に仕返しをしようとするのを察知し女性は娘と逃避行に入ります。それを探しだすのが主人公ですが、さらに殺し屋のコンビがからんだり、その発電機をめぐる陰謀などがあったり、しかも最後まで何回かのどんでん返しがあります。楽しめます。2023/10/02
雅
95
逃げる母娘と元夫、殺し屋にショウ。スリリングな展開で最後まで飽きる事なく読み切れる。やっぱり読み応えある。2024/10/17
stobe1904
77
【コルター・ショウ第4弾】今回はアメリカ中西部の郊外とおぼしき街が舞台。失踪したエンジニアの保護を依頼された懸賞金ハンターのコルターは手がかりを追い始めるが…。帯のドンデン返し20回は大げさだと思うが、誰が敵か味方かわからない状況下でスピーディーに進む疾走感と連続するアクションに読む手が止まらない。暗殺者2人組の雰囲気が伊坂幸太郎の『ペッパーズ・ゴースト』アメショーとロシアンブルと被ってしまった…。★★★★☆2023/12/24
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