内容説明
彩禍として世界を救っていたため、〈庭園〉の試験を欠席し退学の危機に陥る無色。無人島で一週間の補習授業を受けることになるのだが……。引率のエルルカの発情期が重なり、無色は夜這いをしかけられ!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
33
彩禍として滅亡因子討伐していて、〈空隙の庭園〉の魔術師適性試験を欠席してしまい、落第を通告された玖珂無色。落第回避のためエルルカ引率のもと丹礼島で一週間の補習授業を受ける第5弾。様々な事情から補習を受けるために集合した不知火浅葱、紫苑寺竜胆たち。滅亡因子が生息するが地で課される素材集めや、一緒に海で遊んだりご飯を作る中でいろいろ巻き込まれがちな無色の主人公補正が際立つ展開でしたが、一方で今回のキーマンだったエルルカの過去エピも効いていて、登場人物たちも掘り下げが進んで今後の展開がさらに楽しみになりました。2023/09/20
わたー
24
★★★★★彩禍として世界を救ったことで必須の試験をすっぽかし、落第寸前となった無色。補習として、滅亡因子の影響を色濃く残す無人島で素材集めをする彼のもとに、引率の騎士エルルカと因縁のある襲撃者が神話級滅亡因子とともに襲来して…なエルルカのメイン回。のはずなのに、無色が物理的に離されたことで出番自体は少なくなってにもかかわらず、その少ない出番で深い爪痕を残す瑠璃なんなん…そんなところも大好きだ。2.5分の1彩禍さん人形を手作りするとか多芸にもほどがあるだろうが。2023/10/11
真白優樹
13
必須の試験をすっぽかし、何とか補習を受けれる事になる中、滅亡因子が住まう島にエルルカを狙う元嫁がやってくる今巻。―――忘れられぬ愛を導き、暴走する獣を鎮めよ。補習に集った少女達と交流したり、発情期になったエルルカに迫られたりする中、彼女の事情が明かされる巻であり、無色としての力だけで戦った先に、物語が大きく動き出していく巻である。唐突に示された、あまりない残り時間。果たして残された時間は少ない中、無色は間に合う事が出来るのか。未だ未熟な彼は本当の力に目覚められるのか。 次巻も勿論楽しみである。 2023/10/16
霧月
8
読了!エルルカ回。だいぶ庭園の騎士達の掘り下げが進んだなーと思う。とにもかくにも最後のエルルカが語った彩禍に関する話や、着々とウロボロスの体を集めていってるクララといい、物語は着実に大きな展開に向けて進んでる感じ。2023/10/03
らすかる
8
★★★ 安定して面白いですね。 比較的繋ぎの巻だったので、次巻が楽しみです2023/09/29