内容説明
「空を飛ぶって、なんて楽しいの!!」
自由に、陽気に、爽快に、空飛ぶ少女のスカイハイファンタジー、堂々開幕!
「フェザー」と呼ばれる板に乗って空を飛ぶ飛翔能力者の集団、王空騎士団。
彼らは春と秋に飛来する巨大鳥“ダリオン”から王国を守る、国民の憧れの的であった。
騎士団員の飛ぶ姿を見て、貧しい平民の少女アイリスは自分も自由に空を飛んでみたいと夢見ていた。
しかし、飛翔能力は男性の1万人に1人の確率で目覚めるもの。ただの夢で終わる
──はずだったが、彼女はひょんなことから飛翔能力が開花した。
王空騎士団への入団が決まったアイリス。ひたすら楽しく飛ぶ少女の快進撃が始まる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
27
「フェザー」に乗って空を飛び、春と秋に飛来する巨大鳥ダリオンから王国を守る国民の憧れの的・王空騎士団。自らも自由に空を飛んでみたいと夢見る少女アイリスに飛翔能力が開花するファンタジー。男性の1万人に1人、女性に至っては七百年も現れなかった飛翔能力者。しかしアイリスは突然能力が開花し、密かに歳下の従弟オリバーと訓練しているうちに、その突出した能力を気づかれて決まった王空騎士団への入団。女性なのにトップクラスという特異性から妬まれもしましたけど、彼女自身はどこまでも飛ぶのが楽しそうで今後の展開が楽しみですね。2023/09/14
久利大也
2
男性にしか発現しないはずの飛行能力に覚醒した少女が、巨大鳥から民を守る騎士となるまでのお話。 男性社会貴族社会の厭らしさに直面しながらも、持ち前の明るさと圧倒的才能で夢に向かう姿が良かったですね。 半ば台風のような“巨大鳥の渡り”という設定の作り方、空に魅入られる能力者の性の描き方が好きでしたね2024/09/12
kinta
2
巨大鳥の到来を、家畜を放出することでやり過ごす、ある種人間より強いものが存在する世界。ある意味天災と日常を過ごす王国の有り様は今までの異世界とは異なる部分も多く、そして日本人にはある種納得の存在。その狭い中での特異性や嫉妬、憧れなどの人間ドラマが垣間見れる。でも著者の視線を通すと愚かさですら温かみを帯びていく。それにしてもあんな板一枚で空を飛び回る…感覚がえげつなくコワイ。2023/11/05
あじつけ
0
【あらすじ】フェザーと呼ばれる板に乗って空を飛ぶ飛翔能力者の集団、王空騎士団。春秋に飛来する巨大鳥ダリオンから王国を守る国民の憧れの的…騎士団員の飛ぶ姿を見て、貧しい平民の少女アイリスは自由に空を飛んでみたいと夢見ていた。飛翔能力は男性の1万人に1人の確率で目覚める。夢で終わるはずだったが、彼女に飛翔能力が開花…王空騎士団への入団が決まり…ひたすら楽しく飛ぶ少女の快進撃が始まる…プ第1〜6章、番外編:アイリスのための歓迎の儀式・オリバーの休日・王空騎士団の休日、あとがき、特別書下:アイリスの休日 と2024/08/02
Jma
0
☆5 空に憧れます。 守雨先生はいろんな世界を書かれるので凄い。