内容説明
ロンドン警視庁の孤独な刑事、ケイト・リンヴィルは、敏腕警部だった父の惨殺現場となった生家を貸し家にしていたが、家の処分を決意。宿を取った近くのB&Bの14歳の娘アメリーが行方不明になる。捜査にあたるのは、ケイトの父の事件の時と同じ地元警察のケイレブ・ヘイル警部だった。その頃、1年前に失踪した少女の遺体が発見された。これは同一犯による誘拐なのか? しかし、アメリーは奇妙な状況下で発見される。防波堤から海に落ちかけていたところを男たちに助けられたのだ! 何があったのか? ケイトは管轄外の事件に再び巻き込まれる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
83
〈ケイト・リンヴィル〉シリーズ2作目。またまたスカボローに戻ったケイト。今回は貸していた実家から賃借人が消えて住まいが手のつけようもないほど荒らされていた。近隣のB&Bに宿泊するがそのタイミングで宿の14歳の娘が行方不明になる。前作と同様に上巻はあれもこれもと話しが広がっていく。地元警察のケイベル警部との再会、過去の行方不明事件、ケイトの私生活。犯人はきっとまた思いがけないんだろうな…下巻へ。2024/10/23
タツ フカガワ
74
父が残した家を貸借人が汚し邦題にして失踪。ケイトが後始末のためスカボローに帰ってきたころ、1年前に失踪した少女の死体が発見される。同じ日に。ケイトが宿泊するB&Bのオーナー夫妻の14歳の娘アメリーが行方不明に。この地区では同様の事件が4年前にも起きていた。1週間後、アメリーが犯人の手を逃れて嵐の海から救助されるが……。今回も主要人物の造形が素晴らしい。その上手さに一気に物語へ引き込まれました。どんでん返しを期待しながら下巻へ。2025/09/08
路地
54
前作が面白かったのでわくわくしながら読み進めた。どの登場人物もあやしく思え、読者に真犯人を悟らせない謎が謎を呼ぶ構成は前作どおり。3年を経ても変わらなず自己肯定感が低いままのケイトの感情の動きに応援したい気持ちともどかしく感じる気持ちが入り混じって複雑な思いで読む。今作は辛い境遇にいるこどもたちが被害者である点が辛い。2024/09/08
おぬち
48
フォロワーさんのおススメで読みたい衝動に駆られて購入し、読んで違和感を感じたら、まさかのシリーズ物でこの前があるとは! 気が付いたが衝動は止められず読んだらめちゃくちゃに面白い。キャラクターがしっかり描かれている点が素晴らしいのだけど、特に主人公が好き。根暗、不運、自己肯定感が低いけど貫く正義素!素敵!2024/01/25
鴨ミール
42
今回のケイトは、前と同じ間違いをしないように気をつけているところに好感が持てる。結局、管轄外の事件に足を突っ込むんだけどね。 あと、男性に食事に誘われただけですごく慌てるところがかわいい。それにしても、寄生虫のような男性が気味悪い。下巻へ。2024/05/25
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