創元推理文庫<br> 野外上映会の殺人

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創元推理文庫
野外上映会の殺人

  • 著者名:C・A・ラーマー【著】/高橋恭美子【訳】
  • 価格 ¥1,496(本体¥1,360)
  • 東京創元社(2023/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488241070

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内容説明

クリスティの『白昼の悪魔』を映画化した『地中海殺人事件』の野外上映会。こんなおいしい話を〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉が見逃すはずはなく、ワインやつまみを用意し、上映会場の公園に集合した。気の合う仲間と大好きな映画……。ところが映画が終わったとき、ブッククラブのメンバーの席の前で女性が絞殺死体で発見された。いくら映画に夢中だったとはいえ、目と鼻の先で人が殺されていて気づかないなんて。容疑者が多すぎて警察の捜査が難航するのを尻目にブッククラブの面々がまたもや独自の調査を開始する。人気シリーズ第3弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

242
私個人はとても楽しめた。大好きな『白昼の悪魔』を下敷きにした…というよりもこの作品自体が壮大なネタバレな点が少し問題。『白昼~』でポアロが関係者をピクニックに誘うシーンをオマージュした解決編前の流れも、ファンならニヤリとなる。それにしても本歌取りが過ぎて、DJが違法サンプリングするのに似た創作方法。プロットはこれまでで最も入り組んでいて、登場人物の意外なつながりが明らかになっていく様子はスリリング。残念な点として、アリシアが恋愛面でかなりゲスくて自ら評価を落としている。次作が訳者の激推しらしいので楽しみ。2024/01/13

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

24
「地中海殺人事件」の映画を見ている公園で、女性が殺された。謎はなかなか解けないし恋愛要素が多い。そして怪し気な人がたくさん。人物の個性が決まってきて少し退屈になってきた。シリーズものは難しいね。2023/11/20

22
楽しみました♪このシリーズ読むたびに、クリスティーの作品を再読せねばと思います。処分されてなければ、実家に何十年前のが揃ってるハズ。2023/12/10

しゃお

21
シリーズ三作目。なんともお節介なメンバーが、自分たちの目の前で起きた殺人事件に挑みます。今回はブッククラブのメンバーだけでなく、刑事のジャクソンによる警察側の捜査の様子も入って、これまで以上に読み応えありました。クリスティの『白昼の悪魔』の壮大なネタバレな作品でもあり、それゆえ何かしらそれがヒントになりそうと思いましたが、それでも終盤まで翻弄され楽しかったです。しかし身近にこんなお節介な人がいたらちょっと嫌かも(笑)。次作は新メンバーも増え、更に面白そうな予感。是非、次巻以降の翻訳をお願いします!2023/10/25

Naoko Takemoto

11
3分の2ぐらいまで…ブッククラブの連中が図々しく出てこないまでは面白く読めていたし、どうして刑事はこうも彼女に弱いんだろうか。タイトル通り、連中がクリスティの『地中海の殺人』を野外シネマに鑑賞に行き、真横で殺人事件が発生。警察の迷走ぶりに「私たちの出る幕ね!」で犯人探しに乗り出してチャンチャン。最後に医師のアンダースが脱退。最もまともな感覚の人で暴走を止める役だったのに残念。次作はメンバーが4人増えるそうで、更なるはちゃめちゃが期待される。2023/12/29

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