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内容説明
「歯が丈夫」という理由で地理学者バットゥータ先生に買われた奴隷リタ。無神経だけど優しい先生のもと、安定都市生活確か!?…と思いきや、先生が発した「命がけの旅」開始宣言。先生めっちゃ自由で楽しそう。で、リタの明日はどうなる!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aisu
26
14世紀。モロッコ出身の学者、バットゥータはガチのイスラム教徒で、メッカへの巡礼の旅の途中、ダマスクスで主人公の女奴隷リタを買う。彼はメッカから帰途につかずにインドなどを旅して旅行記を残す。可愛い絵柄で主に食べ物の話が記されているが、メッカの巡礼の詳しい様子以外にも、差別や死別も結構シビア。掲載誌・秋田書店のボニータのサイトでの「天幕のジャードゥーガル」のトマトスープ氏との歴史マンガ対談は必見!!2023/10/04
るぴん
22
地球の歩き方風の表紙に惹かれて購入。イヴン・バットゥータにグルメに、興味をそそる要素は盛りだくさんなんだけど、グルメと銘打ってるわりに食べ物の絵がちょっとひどい…。メッカ巡礼の様子や奴隷制度に対する認識は面白かったけれど、私にはあまり合わなかった。2023/10/01
新天地
15
イブン・バットゥータは歯が丈夫な奴隷のリタを買い旅のお供にする。旅行記として歴史に名を残す旅路をリタが出会う様々な食べ物や異文化交流を軸に描く。バットゥータを博識の変りの者として描き、リタは知識を彼と旅から学ぶ形になるので、二人の価値観が現代人に近い描かれ方にも違和感がなく、その行動や意見に読者が親しみを抱かせることにも繋がる巧い作り。シンプルな絵柄で、話も食文化を中心にした異文化交流が主だが、14世紀の中東で生きることの過酷さも同時に描き諍いや病気で簡単に人が死んでいく事が印象に残った。2024/02/18
水渕成分@小説家になろうカクヨム
13
亀先生。新作書いてくれましたか。世界史への造詣の深さは折り紙付き。どんなドラマが今後展開するか。楽しみです。2024/03/23
うろん
7
表紙が某旅行誌風で面白くて買った。バットゥータ先生は実際に世界を旅して旅行記を遺された方とのこと。絵がかわいくてギャグのノリがゆる〜いけれど、先生一行の旅路はとてもシビアです。2巻が楽しみ。2023/09/15