検索から生成へ 生成AIによるパラダイムシフトの行方

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検索から生成へ 生成AIによるパラダイムシフトの行方

  • 著者名:清水亮
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  • エムディエヌコーポレーション(2023/08発売)
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  • ISBN:9784295205371

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内容説明

※本書はリフロー型の電子書籍です

【ChatGPTはブームではない。テクニウムがもたらすゲームチェンジに備えよ!】

2023年は生成AIに関するニュースが毎日のように報じられていて、技術のトレンドも最新の状況も猫の目のようにくるくると変わっています。しかし、じっくり腰を据えて見渡してみれば、いま起きていること、そしてこれから起きることは、「検索」から「生成」という大きなパラダイムシフトであると捉えることができるのです。生成AIはブームではありません。新しい時代の幕開けなのです。本書では「検索から生成へ」といたるパラダイムシフトはなぜ、どのようにして起きたのかを歴史的背景から紐解き、これから起きることはなにかを考えていきます。

〈目次〉
序 ~まえがきにかえて~

プロローグ 検索の時代
検索以前の時代とインターネットの誕生/人力によるディレクトリ検索/自動で探索するロボット型探索/「そんなに検索精度が高いと儲からない」/KPIは顧客滞在時 …ほか

第1章 生成AIとはなにか?
コンピュータとAIは真逆の存在/説明なしで学ぶ人工ニューラルネットワーク/巨大化することで性能を飛躍的に向上させた生成AI/生成AIの性能を決定づけるデータとバイアス …ほか

第2章 テクニウムがもたらす未来~知恵を合わせる能力~
AIが急速に進歩した理由/Microsoftはなぜ大学生に負けたのか?/ファミコンから始まったゲーム機戦争/PCとMac、GPUの共進化/WebサービスとWeb2.0/強化学習×大規模言語モデルがChatGPT …ほか

第3章 民主化された生成AIが世界を変える
大規模言語モデルが民主化されるとなにが起きるのか/生成AIの法的な問題/倫理的な問題/データ中心主義(データセントリック)/表現手段としてのAI/プログラムを書くAI …ほか

第4章 生成AIでビジネスはどう変わるのか
生成AIでプロジェクトを管理するコミュニケーションと生成A経営者と管理職を助ける生成AI/中小起業こそ生成AI導入のメリットがある/生成AIで変わる人事/生成AI時代の組織とは …ほか

第5章 生成AIの可能性
コミュニケーションと生成AI/エンターテインメントと生成AI/プランニングと生成AI/仕事と生成AI/新しい働き方と生成AI/教育と生成AI/高齢化社会と生成AI

おわりに 「永続する未来へ」

〈本書の内容〉
生成AIでビジネスはどう変わるのかを事例とともに考察するほか、「生成の時代」をヒトはどう生きるべきかまでを人工知能研究の第一人者が解明!

〈著者プロフィール〉
清水 亮(しみず・りょう) 
新潟県長岡市生まれ。AIスペシャリスト。プログラマーおよび上級エンジニア経験を経て、1998年に株式会社ドワンゴに参画。2003年に独立し、以来20年で12社の設立に関わるシリアルアントレプレナー。2005年、IPA(情報処理推進機構)より「天才プログラマー/スーパークリエータ」として認定。2017年、2018年 内閣府知的財産戦略本部「新たな情報財検討委員会」委員。2018年から2023年 東京大学客員研究員。2019年、2020年 一般社団法人未踏とNEDOによる「AIフロンティアプログラム」メンター。著書に『よくわかる人工知能』(KADOKAWA)、『はじめての深層学習(ディープランニング)プログラミング』(技術評論社)、『最速の仕事術はプログラマーが知っている』(クロスメディア・パブリッシング)、『プログラミングバカ一代』(共著、晶文社)がある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

29
「検索」から「生成」という大きなパラダイムシフトなぜ、どのようにして起きたのか。それを歴史的背景から紐解き、これから何が起きるのかを考える一冊。インターネットの誕生から人力によるディレクトリ検索、ロボット型探索が生まれた検索の時代。巨大化することで性能を飛躍的に向上させた生成AIとファミコンから始まったゲーム機競争、GPUの発展がもたらしたAIを動かすCUDA、現代に受け継がれるWeb2.0のムーブメント。その積み重ねの先に今があって、可能性が広がるのを感じましたが、これから先どう定着していくかですね…。2023/09/21

23
(AIとコンピューターは別の存在ではあるが)生成AIがコンピューター史のなかでどう位置づけられるのか。今起こってることが歴史上どういう意味を持って、どういう未来につながるのかという視点は大切だなと改めて思った。よいデータで訓練したよいAIをもつ組織がよい成果を出す。AIさえあれば人類のミームは保存されるってすげー発想だ。2024/06/12

チャー

15
機械学習や深層学習などの最近の技術から、コンピューターの発展の歴史など幅広く触れておりわかりやすい。技術に関わった様々な人々の思惑や偶然が現在の技術の礎となっている点はとても興味深く読んだ。技術の発展は企業や組織が意図したものもあるが、社会や人々に受け入れられ勝手に発展していくという視点はタイミングや時代背景の重要性もあったようだ。生成AIは人々の出力を学習しており、人かAIか区別がつかないものも少なくないという点には驚きと若干の恐怖を感じるが、益々情報が玉石混淆となっていく面もあることを感じた。2024/04/12

nbhd

15
刺激的な本だった。ここ四半世紀で、「検索」が人類にとって当たり前になったように、ChatGPTのような「生成」が今後、当たり前になっていく。著者によると、現代人の行動様式=①欲望する→②検索キーワードを考える→③検索する→④ページを見て理解する→⑤行動する、という流れのうち、②③④を生成AIが代行するようになるという。気の利いたデートの誘い文句も、まったく新しい飲食店のコンセプトも、生成AIがつくってくれる時代がくる…。コンピュータ史をひもときながら、技術の進化を裏付けていくあたりも面白く読めた。2023/12/19

owlsoul

13
インターネット黎明期、増え続けるウェブサイトから必要な情報を見つける方法としてリンク集Yahoo!が誕生した。しかし、延々と増え続けるサイトにリンク集は追いつけなくなり、覇権はキーワード検索のGoogleへと移行する。そして現在、生成AIの登場により更なるパラダイムシフトが起こり始めている。欲望を満たすために検索ワードを考え、ヒットした情報から該当するものを選別し利用する「検索」から、欲望をそのまま入力するだけで、あとはAIが必要なものを生み出してくれる「生成」へ。これはブームではなく、不可逆な転換なのだ2023/12/31

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