内容説明
はっけよい…残った!
金にうるさい興行師の本当の目的は何なのか。
元相撲取りの岡っ引き熊公は、同じ相撲取りだった男の悪行の証を見つけられるか。
相撲好きの和馬とご隠居は、興行師の真意を汲めるのか。
定町廻り同心古味覚三郎と岡っ引きの熊公は、長屋で興行師の龍紋寺半蔵の手下に出くわす。彼らは同じ長屋に住む竹三という図体の大きな子が目当てだった。熊公は昔、相撲取りだった頃、評判の悪かった半蔵を知っていて、竹三を連れ去ったのも胡散臭いと睨む。一方半蔵は金にうるさいとの悪評にもめげず勧進相撲興行のため奔走。相撲で金儲けを目論む半蔵との評判に和馬は?
和馬は遠山奉行と激突、シリーズ第11弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ERI
1
シリーズ11作目~千昌の幼い頃の悲惨な子供時代を知る…命の恩人だと思って庇っていた人は悪党だった…助けてくれた時は利用されていただけだったなんて…100%の人なんているわけないけれど、それでも邪な心は持たずに生きたいものだ どうして富や権力を持つと更に汚ない手を使ってでも上を目指す者がいるのか?今の政治家を見るようで暗澹とした気持ちになる 昔と違って今はお裁きが無いから始末に追えない 厚顔無恥な奴らは反省して真っ当に生きろ!小説は勧善懲悪だから溜飲が下がる~2024/12/06
いえのぶ
1
世話好きの旗本とその中間を務める謎の老人が中心となって江戸時代の悪をただす。油売りのおたまと油問屋の若旦那、沼田のお家騒動と公金横領、カネの亡者の相撲の頭、元岡っ引きの落語家と仏の大商人。ほどよくテーマがばらけていて飽きずに読める。2024/02/19
Masayoshi Arakawa
1
20230707 605 book off 半値とは言わないが6掛けぐらいでしょう⁉️2023/07/07