日本嫌いのアメリカ人がたった7日間で日本を大好きになった理由

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日本嫌いのアメリカ人がたった7日間で日本を大好きになった理由

  • 著者名:マックス桐島【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 実務教育出版(2023/07発売)
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  • ISBN:9784788911512

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内容説明

「アメリカ最高」を信じて疑わない米国人家族が中国旅行の帰途、ついでに立ち寄ったジャパン。
東京、宮城、岩手、京都、そして大阪。
そこで待ち構えていたのは、彼らが思いもよらない驚きと感動の連続だった…。
在米35年のハリウッド映画プロデューサーが、外国人目線で綴った日本文化私論。

<本文より>
★「人が乗って来るときにドアを開いてキープすることはあっても、降りるときに初対面の人に先を譲られたのなんて生まれて初めてよ」
★「他人のことを考えて人が動くジャパンでは、それをしない方がアブノーマル(普通じゃない)なんだよ、きっと。アメリカじゃ、ソーシャリズム(社会主義)みたいだと思って誰もしないだろうけど」
★「満員電車の乗降客、エレベーターやエスカレーターの中、有名店に並ぶ行列。どれをとっても、日本人は絶妙にバランス(均衡)をとるのがうまい」
★「Ekiben(駅弁)は、食べる人の心を豊かにしててくれる、メルヘンチックな、日本文化のTreasure box(玉手箱)みたい!」
★「アメリカじゃ、日本のアニメやアイドルはもうメインストリーム(主流)だし、京都の伝統文化とは全然違うサブカルチャー。こういうのが一緒に存在してる日本って、ほんとにDeep(深い)」
★「日本に来て一度も怖いと思ったことがなかった。中国じゃ、毎日のようにそういう感覚だったけど」

【目次】
1章 日本嫌いのアメリカ人がたった7日間で日本を大好きになった理由
トーキョーと東京(ジャパニーズ・ホスピタリティ/驚きのエレベーター/ラッシュ・アワーとエスカレーター)
ルール違反(規律を越えた規律)
自然体のサービス精神(譲ることが美徳/整列乗車という非常識)
均衡の国(秩序というライフ・エレメント/心が豊かな国はどっち?/ニックが日本を毛嫌いする理由/日本人の長所)
ミラクル・パイン(駅弁と包装は日本カルチャーの粋/3・11とトモダチ作戦/奇跡の一本松のメッセージ)
「お持ち帰り」の思想(ジャパニーズ・エフェクト/ワン・フォー・オール)
セツヤクという知恵(味噌スープと日本人/ケチとセツヤクの違い/工夫というモチベーション)
歴史の重さ(共存する伝統文化とサブカルチャー/ディープな国)
「五感」で食べる(京の食事)
小さくて大きい国(日本の真の素晴らしさ/日本文化の多様性とは/下積みと温故知新)
リタイアするなら日本!(長寿と思いやりの国/ジャパン・ラブ)

2章 日本文化が世界の中心になる?
日本の職人気質(スティーブ・ジョブズとニッポンの力/世界の頂点を極めたジャパニーズ・ウイスキー)
ジャパン・カルチャーへの世界の憧れ(モノづくりスパイラル/分煙文化/「ありがとう」ハザード)
ネクスト・ジャパン・クール(ハリウッドで人気のお好み焼き/世界中で人気の居酒屋/日本オリジナルのボトルキープ文化)
近未来的ジャパニズム(オリジナルをしのぐ「品種改良」/「忍耐」vs「リベンジ」/ささやか)
ジャパン・ラバー(まるでボクサーのように/5つの言語と日本式マルチタスク)
旬という概念(日本人であることの「豊かさ」/唯一無二の四季折々という“空間”)
隙間カルチャー(ハリウッドの脚本には存在しない「……」/日本式ノールック・パス)
一服する、一息入れる(喫茶というスタイル/ブレイク・タイム「日米比較論」)
日本カルチャーが世界標準になる日(欧米文化は「HOW」の文化/HOWよりもWHYが大切な理由)

3章 なぜ世界は日本のマネをするのか
日本人の世界での評判(ブラジルの「日本神話」/グローバル・スケールでの信頼/円はドルと並ぶ世界のメジャー通貨)
日本人が知らない日本人特有の才能(外国人が見た日本人らしさ/「きれい」がライフスタイルの国)
細分化カルチャー(日本人は細分化の名人/高品質というジャパン・ブランド)
親切心から生まれる製品(現地人目線のローカライズ/ハラルと日本人)
無駄口の副作用(勤勉と誤解/カジュアル・トークとアイドル・トーク)
アイ・キャンディー(天下無敵のディスプレイ技術/〝棚ぞろえ〟の美学とマジシャンのような店員/電話の前でのお辞儀)
「きめ細か」という世界唯一の感性(キメとディテールの違い/「心地よさ」へのこだわり)
一国一城の主(塀をめぐって/世界で一番「長」の多い国)
気風というカルチャー(米国人スタントマンが合気道で得たもの/叱らない教え)
「叩き上げ」コンセプト(リカバリー・ショットとイノベーション/人材育成のハイブリッド・スタイル)
Think like Japanese!(ハリウッドがマネする「ドキュドラマ」の衝撃)

4章 日本人は世界からどう思われているのか
ジャパニーズであることのメリットとデメリット(人種差別、嫌悪感、神秘さ/日本人はケチ?)
新しモノ好きの国(ワクワク感とニューイズム/常に何かが新しくなっている国)
ケジメと日本人(日米ケジメ比較/ケジメと線引き)
上海より愛をこめて(実は日本人が大好きな中国人/「ドラえもん」ラブ/フレンドリー・スマイルの日中文化論)
カッティング・エッジ(ジャパニーズ・ベーカリーの衝撃/外国人が脱帽するアレンジ力と想像力)
普通のことを普通にする国(日本人の「当たり前」は世界の非常識)
ジャパン・クラス(しつけと日本人/気品のある国)
日本人は修行好き(習い事の国/「道」と連帯感)
日が丸い国、気が丸い国(復讐で対峙するアメリカ、連帯感で乗り越える日本/日本流パッケージと「日の丸」)
浦島太郎目線で見た日本(変わり身の早さと図抜けた対応力/軽自動車と「かっこいい」カルチャー/手土産とおすそ分け/「謝」の国)

エピローグに代えて―妻の足跡(レガシー)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

88
日本人の良いところが列挙されている。「幸せはサイズ(規模)ではなくフィール(感じ方)なのだ」ということを日本人は本能的に知っているという。ささやかな幸せを尊ぶ文化があるという。だとすれば、日本の子どもたちが将来もそれを持ち続けられるよう、伝えなくてないけない何かがあるのだろう。日本人の考える「ケジメ」や、罰金を課せられなくても守るルールのことなどが興味深かった。2017/03/27

ゆみねこ

72
日本人で良かったと思わせてくれる1冊でした。当たり前のことを欧米人から驚かれる、礼儀正しく他人を思いやることの出来る日本人。世界に誇れることなのですね。2017/04/26

まるる

50
日本に生まれて良かったなーと思える一冊。隣の芝生で生活しているからこそ見えてくる日本の良さ。自分が日本人であることの自尊心をくすぐってくれる本です。ネットで海外の反応の記事を見ても、日本のあたりまえの事に対して、驚かれたり称賛されたりするので、日本の素晴らしい所なんだと素直に受け止めていいと思う。2017/03/14

Lila Eule

9
旬、初の楽しみ、躾、稽古事の意義、商品・サービスを細分化する思いやり発想、つきぬ改良、相手に合わせる文化など、ないがしろにしがちなありふれた旧来の価値観が、日本の力の源泉だと、35年ハリウッドの世界にいた著者が教えてくれた。日本らしさを失わないようにしないと未来も危ういと考えさせられる。楽しい本であったが、最近多い日本自賛番組とは少し違い、忘れんときなさいとの警鐘のような気もした。2015/10/31

なかちゅう

8
「日本人に生まれただけでラッキー」そう思える根拠をあげた本。盲目的な愛国心を抱くことではなく、ちょっと違った視点から、「日本」という国とその国民を肯定的にとらえるみるのも大事じゃないかと思った。メディアの流すネガティブな日本の自己卑下のイメージには気分が低下しっぱなしだったからだ。もちろん、もっと良くしていく〝創意工夫″は必須だが。最後の寿司店のエピソードには泣けた(不覚…)2015/10/03

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