鬼人幻燈抄 : 13 平成編 終の巫女

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鬼人幻燈抄 : 13 平成編 終の巫女

  • 著者名:中西モトオ【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 双葉社(2023/07発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575246407

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内容説明

鬼神降臨まで、あと一年足らず。甚夜はみやか達との高校生活を楽しみながらも、吉隠の作り出す“捏造された都市伝説”の退治に追われていた。そんな中、クラスの中でも派手なグループに所属する桃恵萌が、なぜか接触を図ってくる。まったく接点のない彼女が甚夜を気にする理由は、意外なもので…!? 懐かしい面々との出会い、因縁の相手との死闘……読みどころ満載で送る人気和風ファンタジーシリーズ第十三巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mayu

69
シリーズ13作目。友より伝え継がれた言葉。人の生きる時間は短く儚い。だけど、変わらず残る想いがある。その言葉を聞いた時、涙が溢れた。大正編からの因縁の相手とも決着。守りたいものがあるから弱くなったというが、積み重ねた時間が、築き上げた絆が強さにも変わる。長くを生きる鬼だから、悲しい別れも繰り返してきたけど、その時代ごとに出会いがあった。何も信じられず一人で戦うだけだった彼にも、大切だと思える仲間ができた。もうすぐ最後の戦いの時を迎える。全てが終わった後にはどうか穏やかな幸せが訪れるように。そう願っている。2023/11/12

えみ

64
時代を超えた思いがけない再会。遠い昔に交わした言葉は、熟成して契りとなった。これが奇跡というのであれば、それは想いが作るものであるに違いない。願いや意慾によって生み出された澱みない光彩、闇を断ち切る陽光を浴びたような興奮。鬼と人、愛と憎み、喜びや哀しみに惑い、支配された永き歳月を噛み締める瞬間がここに生まれた。鬼人幻燈抄シリーズ13巻。残すはあと1巻。江戸の世から確実に続いている繋がりが甚夜を強くする。これだけは守るというものと断念するもの。多くを望まない。取捨選択こそが誠実を生きるということなのだろう。2023/08/06

はにこ

52
いよいよフィナーレが近づいている。10代目も思わぬ人物として現れた。おふうちゃんが出てきたのは嬉しい。映画館の二人も。そして吉陰。いよいよオールスターズ。それにしても現代でも色んなオカルトがあるんだね。ちょっと調べてみたくなった。次はいよいよフィナーレ。2024/01/29

よこたん

50
“どや。人って、しぶといやろ?” 百年以上経っての友からの言伝に、心震える。私も嬉しくて涙が溢れた。シリーズ第13巻。江戸時代から平成へと、時代を映し出す表紙の変遷に、もうここまで来てしまったのかと、時の流れを感じた。長くを生きる鬼なれど、ふと気づけば、その折々に支えてくれる友や仲間の存在があった。時を経て見事に回収されていく数々の伏線にもう唸るしかない。次巻で本当に終わってしまうのか。もうすぐ最後にして最大の闘いの幕が上がる。どうか、心穏やかな結末を迎えられるようにとひたすらに願ってやまない。2023/10/23

るぴん

36
図書館本。まさか平成のギャルが甚夜に恋したのか⁈なんて思っていたら、驚きつつも嬉しい出会いだった。いつかこんな日が来ることを待ち望んでいたよ!「どや。人ってしぶといやろ?」甚夜と共に、かつての盟友の言葉を思い出す。行方が気になっていた同胞の彼女の再登場も嬉しい。そして大正からの宿敵・吉隠との決着。このシリーズももう13作目。あと1冊で完結かぁ。甚夜の長い旅ももうすぐ終わる。2023/11/07

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