内容説明
義父が作った借金返済のため「蚕家」へ奉公に出た明珠。そこで明珠が仕えることになったのは、美少年の主人・英翔と、彼の従者の青年、季白と張宇だった。
英翔に“禁呪”がかけられていることを知り、さらにそれを解く鍵が自分自身にあることを知った明珠は、彼の力になりたいと強く思う。しかし、明珠が英翔にいくら禁呪をかけられた理由を尋ねても、「お前には関わりのないことだ」とすげなく断られるばかり。実は英翔には、簡単には明かせないもう一つの大きな秘密があった。
一方、明珠は英翔たちの役に立ちたい一心で、季白から持ち掛けられたあやしい臨時仕事に協力する。そんな明珠に、暗躍する術師たちの魔の手が迫っていた――!
蚕家への奉公編、完結! にぎやかな日々が大きく動き出す、糖度高めな中華風ファンタジー第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
菊地
1
1巻でもそんなにしっくりした感じではなかったけど、突っかかって来るだけで有能さがあまり見えてこない側近キャラなどを含めてキャラクターへの好感度が上がらず、謀略劇的な面白さもイマイチで、「異能」的な要素も作品の魅力を押し上げるものにはなっていない印象。少女向けレーベルの作品に比べると良い意味での軽快さに欠けるし、恋愛描写やキャラクター描写でも気になるところが出てきた印象はあるかなぁ。 全体的に1巻よりも更に好みと合わないものになってしまった感じで読み切るまでが重かった。こうなると続巻を読むか悩ましい。2024/02/14