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内容説明
この街では、異なる種族のモンスターたちが一緒に暮らしている。透明人間の姉を心配する、ドラキュラの弟。フランケンの女の子の力強さに憧れる、ミノタウロスの男の子。一緒に音楽を作る、セイレーンとゴブリン。透明人間の父親になった、サンドゴーレムの子育ての日々。透明人間少女と狼男少年のクリスマス。気持ちを伝えてともに行動し、モンスターの種族を超えて心を通わせる。いろんなモンスターがいて、いろんな気持ちがある。だからこの世界はやさしい。心に温かい火を灯してくれるオムニバス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
31
いいですね、異形のものたちの世界、そこにあるのはやっぱりコミュニケーションであり、懐かしい思い出なのだ。以下メモ。俺は心の中で彼女のことを師匠と呼んでいた、ミノタウロスのツノ。心のツノも鍛えられる。最近俺の頭の中は、お前の曲のことでいっぱいなんだ、セイレーンの歌声。透明人間の赤ちゃんは育てるのが大変、見える瞬間に一気にお世話する、というあたりのリアルさに作者の本気を見る。2025/12/25
緋莢
12
フォームが素晴らしいフランケンの女子を〝師匠”と崇めるミノタウロスの男子や、ひと目惚れならぬ、ひと耳惚れしたセイレーン男子のために曲を作るゴブリン男子(この回のラストの画が、とても好き)など、今巻も〝モンスター”たちの愛おしい日常が描かれています。1巻の感想で 次の巻も楽しみとか書いていたくせに、お気に入りに登録している方が感想を書いていて出ていたのを知るという残念な自分。閑話休題(続く2023/11/18
もだんたいむす
4
いろんな人が混ざり合い、縦糸や横糸みたいに組み合わさって構成される群像劇で好きだな。特性が違う親子が面白い。2023/07/25
SAN_Morishi
3
ファンタジー世界なんだけど、悩みも喜びも共通だよなあと思える話だった2023/08/12
辺野錠
2
今回も温かみのある雰囲気になっていた。一日の過ごし方や風邪と登場人物の日常が掘り下げられるのがいい所。透明人間の赤ちゃんの子育てや男のセイレーンと着眼点がユニーク過ぎる。クリスマスの空飛ぶソリと人物以外もファンタジーなのが良かった。2025/11/16




