内容説明
ついに立后直前。
街は皇帝朱心の帝位継承を祝う『龍恵祭』の準備で賑わっていた。
――が、
「選べ。皇后か、薬師の道か」
英鈴は、夢を諦め皇后になるか、後宮を出て薬師の道に進むか、究極の選択を迫られてしまう。
そんな中、『龍恵祭』の準備で妃嬪らの揉め事に巻き込まれたり、薬師として対処が必要な問題が起こったりする。
二つの面を通して、英鈴が気付いたこととは――?
「私は、旺華国後宮の薬師だから」
英鈴が選んだ未来、そして渾身の『不苦の良薬』をご覧あれ。
歴史に名を刻む薬妃伝、堂々完結!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らび
29
薬師を諦め皇后か、薬師の道を選び後宮を去るのか、2つの道をどう選択するのか・・ってもう結果は読める。3つ目の選択肢を進むことが容認されてますね。完結を迎えましたが納得の結末。なんでしょうね・・特に何の感慨もなく申し訳ないですが、いまさら言うか!というくらい幼い物語でした。2023/10/11
よっち
26
ついに立后直前。皇帝朱心の帝位継承を祝う『龍恵祭』の準備で賑わう中、英鈴は夢を諦め皇后になるか、後宮を出て薬師の道に進むか、究極の選択を迫られる第七弾。朱心を支えていきたいという思いと薬師であり続けたい思いに揺れる英鈴が、『龍恵祭』の準備で妃嬪らの揉め事に巻き込まれたり、薬師として対処が必要な問題に対処していく中で、葛藤を乗り越えて見出した、自分はこうありたいという揺るぎない決意。これまでもいろいろありましたけど彼女の真摯な思いを朱心も受け止めて、最終的にいい感じにまとめ上げた結末はなかなか良かったです。2023/09/22
はなりん
14
完結巻。皇后か薬師かの選択を迫られ、思い悩む英鈴。後宮の妃達をまとめ、薬の知識を活かした服薬の仕方で不苦の薬を民に広げる事で、両立できる事を示す。想定通りに話が進むので、なんとも…。2023/12/17
niko
3
『旺華国後宮の薬師 6』の続編。前巻の感想で「次巻から主人公の環境も変わるようで、今後も楽しみ」と書いていましたが、なんとこれで完結とは!単なる処方ではなくて、「おいしい薬」をテーマとしててこれからも面白くなると思っていたので少々残念です。2023/09/09
あつ
1
★★★★2023/11/04