内容説明
問題を起こす人を抱え込むことは愛であったはずなのに、なぜ悪化するのだろう。DVやアルコール依存、母娘問題など、家族関係に困ったとき、「共依存」という言葉は解決のためのヒントを与えてくれる。新装版に寄せて田房永子氏が新たに解説を寄稿。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
13
文庫になったのは最近だが、本自体は前に読んだ気がする。 おそらく読んだのだろう。共依存という言葉は一般的になったがそこにはなにがあるだろうということを掘り下げた本。 女性のアルコール依存の患者の夫の特徴などを書いた部分もあった興味深い。人間として扱わらなかったことの怒り、そのような状況を変えることのできない自分の無力感からお酒を飲んでいるというくだりは特に胸にささる。2023/11/23
fishdeleuze
12
人の心は本当に複雑であると思った。共依存はもともとはアルコール依存症の当時者とケアする人との関係性からでてきた概念である。依存ではなくて共依存が問題になるのは、あるいは複雑な様相を呈するのは、その関係性において、強者ー弱者の関係がある場合、その関係は依存ではなく支配関係に置き換わることだという。言葉は悪いが、一見弱者に見えるケアラーが実は依存者をいたぶって弱らせているという事実。そしてそれはなかば無意識になされていることの空恐ろしさ。だからこそうっすらと人の心の複雑さに驚きを感じる。2026/02/02
leiaikawa
4
読んだ。つらい!!!!つらい!!!!!自分の親との関係や配偶者との関係が他者に言語化されて類似エピソードが展開されその構造を分析される……というのがこんなにつらいとは。 最後に「依存が悪いんじゃない、悪いのは支配」と書かれていてちょっとほっとしたけど、自分だって支配側に回ってること絶対あるし、人生全ての場面で被害者ヅラできるわけじゃないだろうな、と思った。 とりあえず、ほんとは自分の親に読んで欲しいけど、何言われるかわからんし怖いので言わないでおく。2023/12/27
pikka_bookk
2
誰かにとって欠かせない存在になる(依存させる)ことって、その人を支配すると同義なんだなと思った。やはり依存先を分散させて自立した状態を確立することが大切。7つの習慣に書いてある通り、その自立を前提とした相互依存の関係を築きたい。2024/05/12
Kooheysan
2
2009年単行本→2012文庫化→2023文庫新装版。ほかの信田さんの本に出てくる「共依存」という言葉が、自分にはよくわからなかったのもあり、手に取った次第。「他者を依存させて支配関係(権力の存在する場)に持ち込む」ということだと思いますが、そのような現象をいろいろな例(カウンセリングの実例や映画など)を通じて、考えさせてくれます。2023/06/28
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