朝日文庫<br> 共依存 苦しいけれど、離れられない 新装版

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朝日文庫
共依存 苦しいけれど、離れられない 新装版

  • 著者名:信田さよ子【著者】
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • 朝日新聞出版(2023/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022620781

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内容説明

問題を起こす人を抱え込むことは愛であったはずなのに、なぜ悪化するのだろう。DVやアルコール依存、母娘問題など、家族関係に困ったとき、「共依存」という言葉は解決のためのヒントを与えてくれる。新装版に寄せて田房永子氏が新たに解説を寄稿。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カッパ

13
文庫になったのは最近だが、本自体は前に読んだ気がする。 おそらく読んだのだろう。共依存という言葉は一般的になったがそこにはなにがあるだろうということを掘り下げた本。 女性のアルコール依存の患者の夫の特徴などを書いた部分もあった興味深い。人間として扱わらなかったことの怒り、そのような状況を変えることのできない自分の無力感からお酒を飲んでいるというくだりは特に胸にささる。2023/11/23

leiaikawa

2
読んだ。つらい!!!!つらい!!!!!自分の親との関係や配偶者との関係が他者に言語化されて類似エピソードが展開されその構造を分析される……というのがこんなにつらいとは。 最後に「依存が悪いんじゃない、悪いのは支配」と書かれていてちょっとほっとしたけど、自分だって支配側に回ってること絶対あるし、人生全ての場面で被害者ヅラできるわけじゃないだろうな、と思った。 とりあえず、ほんとは自分の親に読んで欲しいけど、何言われるかわからんし怖いので言わないでおく。2023/12/27

Kooheysan

2
2009年単行本→2012文庫化→2023文庫新装版。ほかの信田さんの本に出てくる「共依存」という言葉が、自分にはよくわからなかったのもあり、手に取った次第。「他者を依存させて支配関係(権力の存在する場)に持ち込む」ということだと思いますが、そのような現象をいろいろな例(カウンセリングの実例や映画など)を通じて、考えさせてくれます。2023/06/28

ぼのぼの

1
ケアは見方を変えれば有形力を伴わない支配(無力化・幼児化)である。その着眼点自体が自分には目から鱗だったが、親・子や健常者・病者のように、強者(左)・弱者(右)間の権力関係が根底に潜むことを踏まえると、ケアという名の支配関係が生ずるのはある意味必然といえる。熊谷先生が解説で言及されていた、“いい人なんだけど、なぜかその言動にイライラしてしまう人”に係る理由、すなわちケアの付与に伴う無自覚の支配(=ケア対象者に対し、ケアの独占的付与(第三者からのケア受容の禁止)を求める強要)はまさにそのとおりだと思う。2023/10/21

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