内容説明
士官学校へ途中入学してから半年が経過し、期末試験を終えたミツバは無事に進級する。
しかし、祖国ローゼリア王国が大国プルメ二アと開戦したことで、ミツバは級友のクローネたちとともに、戦地前線へと駆り出されてしまう。
一方、王都に残ったサンドラは王政廃止へ向けて着々と準備を進めており――。
騙し合う貴族たち、革命を企む市民、麻薬に溺れるカルト集団。戦時中でも一つにまとまらない祖国の動乱に乗じてミツバが狙うのは――!?
これは、呪いの力を手にした少女がわがままに生き抜く姿を描く、最凶ダークファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
59
Kindle。卒業を待たずに戦場に駆り出された主人公は仇敵の期待を他所に無事帰還。更にはあれよあれよと当主復帰、そして議員就任と本人の望まぬままに立場が変わっていく。激動の世の中に身を任せているのか計算され尽くしているのか。表紙の通り王冠を戴いた主人公はどこを目指すのか。今後の展開に期待大。2023/11/13
よっち
30
士官学校へ途中入学してから半年が経過し、無事に進級したミツバ。しかし祖国が大国プルメ二アと開戦したことで、級友のクローネたちとともに戦地前線へと駆り出されてしまう第二弾。騙し合う貴族たちの政治的な思惑に振り回され、苦戦を強いられる現場の兵士たち。一方、王都に残り王政廃止へ向けて着々と準備するサンドラ。弱腰な停戦交渉による賠償金を増税で賄おうとしたことをきっかけに爆発する市民たちの不穏な空気があって、様々な思惑が絡んで急速に革命へと向かう展開でしたが、まさかこんな結末が待っているとは思いませんでした(苦笑)2023/05/25
凜音
9
読了 ローゼリア王国と大国プルメニアが開戦した事で最前線へと送られることになったミツバ、クローネ達。 目まぐるしく変わりゆく情勢の中、呪いを抱える少女は何を求め何処に向かうのか… 最凶のダークファンタジー第2巻。 うわぁー(ドン引き)が第一声でしたね…今巻もこの無邪気な悪魔の狂気を堪能させてもらいました。次々に変わりゆく情勢と人同士関係性。 彼女の気の向くままに進んでいく物語の展開は予想外であり、進めば進むほど驚きが重なり、その展開には膨らむ期待が抑えられない。2023/09/13
コウディー
6
最後まで魅力が分かんなかった。というか全く今の自分にハマらなかった。盛り上がりなく終わっちゃった感じ。主人公の行動原理が最後まで理解できなかった。2024/02/20
史
4
なんか面倒臭い人が増えてきたし、チャンスだから頂に立ってみようか。2023/07/11