MF文庫J<br> 恋は暗黒。3

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MF文庫J
恋は暗黒。3

  • ISBN:9784046824066

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内容説明

高良縊想星は同級生の羊本くちなに窮地を救われた。その礼を言わなければならない、と始めた手紙は、白森明日美、茂江陽菜、林雪定の三人を巻き込み交換日記に発展する。
初めての交換日記を楽しんでしまったくちなは、楽しいことが苦痛で仕方ない。自分のその考え方の背後には全人会の長である大御影宮古彦がいることを知る彼女は、友人との交流か、あるいは平和か、二つを天秤にかけた選択を迫られる。
さらに、想星の仕事にも不穏な影が。情報は漏れていないはずなのになぜか仕留めきれない犯罪者集団の長。任務を妨害するように出現する、謎の全裸鋼鉄男。ちょっぴりダークなラブコメ、第三弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

31
同級生の羊本くちなに窮地を救われた高良縊想星。その礼を言わなければならない、と始めた手紙は、なぜか友人三人を巻き込んだ交換日記に発展する第三弾。なぜか仕留めきれない犯罪者集団の長と謎の全裸鋼鉄男を相手の困難な仕事を間に挟みながら、交換日記に自らの思いを不器用に綴ってゆく想星。一方、初めての交換日記をうっかり楽しんでしまい、友人との交流か心の平穏か天秤にかけた選択を迫られるくちな。二人にとって友人たちとのやりとりがかけがえのない大切な時間なのは間違いなくて、彼らには幸せになって欲しいですけど前途多難です…。2023/05/25

真白優樹

10
くちなにお礼を言いたい想星が奔走する中、簡単な筈の任務に謎のチート持ちが姿を見せる今巻。―――幸福な日常か、不幸ないつもか。それは自分ではない者の掌中に。 くちなの背景も更に深堀される中、日常と任務を反復横跳びする想星が仲間達とくちなで交換日記をしたりする中で、血生臭いバトルを繰り広げる巻であり、深まる日常とバイオレンスが右肩上がりに面白さを増していく巻である。非日常を乗り切ってまた日常に戻っても、遺した因縁がまた追ってくる。安息の地がないこのラブコメはどこへ突き進むのか。 次巻も勿論楽しみである。2023/05/30

椎名

6
始まった交換日記。どこにスパイがいるかわからない、誰もが怪しく思える状況で、それでもと一歩踏み出していくくちなの姿。その希望からの絶望へ叩き込むラストが上手すぎて声が出てしまった。今回は想星側の仕事の不穏な状況も相まって、いつどうなるかわからない綱渡りの学校生活であることがこれまでより強く感じられて良かった。あと、おにぎりが食べたくなった。2023/05/28

冬野

5
いやどんな終わり方!?ポテパの次は交換日記なんて微笑ましいねえ、おにぎり美味しいよねえうんうん、と読んでいたらこれですよ。相変わらず学校パートとお仕事パートの温度差で風邪引きそうだなと思ってたら、こんな形で非日常が日常に食い込んでくるとはね。これまで皆が積み上げてきたものが滅茶苦茶になったら嫌だけど十文字青さんならやりかねないよなあ…次巻が読みたいような読みたくないような。とりあえずくちなの可愛い部分が爆発していたのが良かった。雪定もやっぱりなんかありそうだよねえ。震えながら次巻を待ちます。星:4/52023/06/14

らいら

4
ぽてと会のメンバーみんな、くちなと仲良くなりたい!ということで、交換日記を開始。 交換日記があまりに楽しさが、暗殺者としての裏の世界につい顔を出してしまう。 表と裏の世界の温度感の違いが絶妙さが良い。双方の世界が徐々に絡みつつあるり、面白さに拍車がかかった感じ。 しかし、独特なキャラの使い捨てっぷりの思いっきりの良さは相変わらず凄いなぁと。ちゃんと数えてないですが、本作だけでも5-6キャラぐらい使い捨ててる?のかな? 後は、本巻は交換日記を中心に進みますが、ノリが凄く学生っぽくて、また、キャラごと2023/06/02

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