内容説明
【森を生きるリスたちは、りっぱなしっぽと本能がたより!】
森を知らずに大きくなった、ハイイロリスのバナーテイル。
はじめての家族、子育て、そしてひっこし。
りっぱなしっぽと本能をたよりに、自然の中をたくましく生き抜いていく。
絵本作家・あべ弘士がえがく、新しいシートン動物記。
☆ふりがな付き・オールカラー
☆小学校低学年から
100年以上の時を超えて、あべ弘士さんと『シートン動物記』のコラボレーションが実現しました。
実は、共通点の多い、あべさんとシートン。
旭山動物園で飼育係をしていたあべさんも、100年以上前にアメリカやカナダで動物学者として活躍したシートンも、動物たちの生死を間近で経験しています。
そしてお二人とも、作品のなかで、動物の生き方や命の厳しさを読者に伝えてきました。子どもも大人も関係なく、読者に長く読みつがれる作品を生み出す姿勢も同じです。
「動物の命」にまっすぐ向き合ってきたあべ弘士さんだからこそ描ける、やさしさと力強さ。自然の壮大さと命の尊さが、まっすぐに伝わってくるシリーズです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
牛乳🐮
11
シートン動物記の入り口にぴったり。 あべ弘士さんのおおらかであたたかみのある絵もいい。 ふりがなあり。2022/08/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
あべ弘士のシートン動物記シリーズ第4弾の主人公は、ハイイロリスのバナーテイル。人間の手で育てられたバナーテイルは野生の生き方も独りぼっちの生活も知らない。自力で生き抜き、家族を持つバナーテイルのたくましくもありクスリとするエピソードも。「森は リスたちが育てていた。」に自然との共生を思う。『 本能 / 木の実 / イタチ / ライバル / ひっこし / 子リスの学校 / 毒キノコ / きけんな遊び / 森を育て 生きる 』2022/08/03
mntmt
10
リスとヒッコリーの木。自然界はうまくできているなと思った。2022/07/16
遠い日
7
「あべ弘士のシートン動物記」シリーズ4。ハイイロリスのバナーテイル。しっぽがバナー(旗)のようだから、この名前。子どもの時に拾われ、人間に育てられていたバナーテイルが火事によってひとりぼっちになった。自分の力で初めての森で生きていかなくてはならなくなったのだ。誰に教わることもできない。全て自分の本能の示すまま、体と経験によって、必要なことを覚えていく。餌を取ること、天敵から身を守ること、縄張りを守ること、パートナーを得ること。それらに負ければ死があるのみ。あべ弘士さんが描く野性味を湛えたリス、魅力的です。2022/06/11
ビシャカナ
1
人間に飼われていて野生を知らないが本能で生き抜いたハイイロリスのバナーテイル。やがて家族を持つが好奇心旺盛でスリルが好きなのは変わらない。タカを挑発したり、子どもを教育したり掟を定めたり実際のリスとはかけ離れた知性的に描かれる。コロコロと跳ね回るリスの姿もあべ弘士は見事だが、それにしても毒キノコでトリップしていきり立つリスの姿はギョッとした。2024/06/20
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