内容説明
俺は今、何をした? 蓮の持つ銃が、静かに、冷酷に、その重さを増していく。
人を撃った。殺したわけではない。だが、殺す力を使った。俺は……。
――これが〈アセンション〉だ。
今まで頭だけで理解していた事実が、重く硬い実感を伴って蓮を打ちのめす。殺さなければ、殺される。判りきっていたはずだったのに……。
かりそめの共同戦線は崩壊し、碧チームも鷲羽チームも敵となった。まるで軍隊のように、効率的で系統立った「殺戮」を行う天宮チームも健在だ。
そして一匹狼である尾藤は、その忠実なしもべであるところの「恐怖」を武器に、次々と参加者達を狩っていく……。
蓮は、この絶望的な情勢の中、新たな試練にさらされることになる……。
生き残るのは誰だ!?
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
烏北響紀
1
鷲羽さん( p_q) 2-3巻続けてなので感想は3巻に。2010/01/29
鑑真@本の虫
0
構成的には中巻。 参加者たちの動機が見え始めるのと同時に、関係が崩壊していく。 特に、今まで凄まじい連帯感を見せていたあのチームや、ギリギリで保ってきたあのチームの瓦解は予想外。 次々と主要キャラが死んでしまい、作者の考える5人がどうにも分からないが、やはり仲良しカップル二組は残るのではないだろうか。 あとは暴君か臆病者か或いは寄生者か、というところだろう。 次回は最終的な絞り込みがなされ、つい決着。 どう生き残り、そして如何なる選択をするかが注目。2014/09/09
立花真幸
0
★★★★
set-you
0
人数が絞られ個々の心情の掘り下げは深くなったが、1巻同様、演出やゲームのルール等のアイディアや作り込みは少しもの足りない。次が最終巻らしいので、ラストの締め方次第で作品の優劣が決まるかな。2010/01/08
おるとま
0
3巻の結末で評価が大きく変わりそうな予感。とりあえず得能さんは良い仕事してる。2009/07/19