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内容説明
10代の“リアル”な悩みにこたえるストーリー。全5巻 各巻3話収録!
10代の子どもが抱える悩みや知りたい気持ちにこたえるNHK Eテレの番組「オトナヘノベル」を書籍化。番組内のドラマの原作小説を、各巻3作品収録。作品は、10代への取材をもとに児童文学作家が練り上げました。
高校に入り、隣席の2人と友だちになったリコ。いつも一緒に行動し、充実した日々を送るが…。『トリプル・コネクション』など3話。
『トリプル・コネクション』 長江 優子
『ぼっちレボリューション』 長江 優子
『許してもらえない!』 鎌倉 ましろ
〔キーワード〕・無理して友だちに合わせる ・ひとりぼっち ・友だちへの謝り方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tan
27
今回は学校での出来事でしたが、激しいいじめとかではなくて気持ち的にはゆとりを持って読めました。でも「ぼっち」を極めるのは大人なら周りも理解してくれそうですが、子供の世界ではちょっと厳しい気がします。学校はどうしてもグループで行動したり誰かと組んで作業したりする場所なので「ぼっちは慣れてしまえば強い」と思っていても無理があります。「慣れる」より、もっと違う解決方法を提示して欲しかったですね。2017/08/07
白雪ちょこ
18
10代のリアルな悩みを物語にした、短編集全3話。 「一緒じゃないと」「周りに合わせなきゃ」「キャラを作る」などなど、周りの反応や友達のことばかり考え悩む姿は、学生あるあると言えよう。 しかし、大人になるにつれ知識が増え「本当の」友人を知るが、特に中学生は難しい。 日本人は、「同じ」や「一緒」を好む傾向があるが、「個性」や「別々」を認め、息をしやすい教室作りをすることを目指すのが、今の学生達には必要かもしれない。 もちろん、友達関係も同じくらいに。2022/03/18
もえたく
10
10代の若者の悩みをドラマにしたNHK番組を長江優子さんたち児童作家が小説化し、心理学者の解説を加えた全5巻の1巻。この巻では「ぼっち」「同調圧力」などの友だち関係のトラブルがテーマ。読み易くまとめられた短編なので学生はもちろん、親にもお薦めですが、学校の図書室にあっても借りにくいのかなあ。2017/03/26
おーうち
8
中学生高校生くらい。いじめとか孤独とか。短編3篇ですが、ストーリーのあとに専門家の解説と注意点が解説されています。解説は保護者向けかな。孤独を恐れる感情はしばし忘れていましたが、あらためて気づかせていただきました。2019/12/25
どくしょん
6
「トリプル・コネクション」の後に書かれていた「友だち付き合いのさしすせそ」を、新学期に友達が出来るだろうかと気にしている子どもに教えてあげたい。2017/08/14