アマルティア・セン回顧録 上 - インドでの経験と経済学への目覚め

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アマルティア・セン回顧録 上 - インドでの経験と経済学への目覚め

  • 著者名:アマルティア・セン/東郷えりか
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 勁草書房(2023/05発売)
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  • ISBN:9784326550890

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内容説明

1933年、ダッカに生れたアマルティアは、タゴールが創設した学校で学び、ベンガル大飢饉を目の当たりにし、ムスリムとヒンドゥーの過酷な宗教対立に衝撃を受ける。後にノーベル経済学賞を受賞する少年は、イギリスから独立していく激動のインドで何を感じたのか? 経済学に目覚めるまでを独特のユーモアを交えて振り返る。

目次

謝  辞
サンスクリットの言葉の綴りに関する注記
はじめに

第I部
 第1章 ダッカとマンダレー
 第2章 ベンガルの川
 第3章 壁のない学校
 第4章 祖父母とともに
 第5章 議論の世界
 第6章 過去の存在

第II部
 第7章 最後のベンガル飢饉
 第8章 バングラデシュの構想とベンガル
 第9章 抵抗と分断
 第10章 イギリスとインド

第III部
 第11章 カルカッタの都会生活
 第12章 カレッジ・ストリート

原注
著者・訳者紹介

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばたやん@かみがた

96
《碩学の知的土壌》高名かつ世界の貧困や差別の解決に最も取り組んできた一人である老経済学者の自伝です。上巻はベンガル飢饉、インド独立や印パ分裂といった現代インド史の大事件を挟みながら、著者の幼少期からカルカッタ(現コルカタ)の大学に入るまでを扱います。 (1)やはり、セン少年がインドの激動期にも関わらず、当時としては最上等の教育環境にいたことが目を引きます。太平洋戦争中、東から迫る日本軍の脅威から疎開するような形で、両親は母方の祖父母のいるシャンティニケトン(西ベンガル)へ逃がします。(1/4)2023/03/25

壱萬弐仟縁

51
E図書館。アマルティア〔ベンガル語のオモルト〕は、サンスクリットで不死身。アマルティアは人が死なない場所(天)からきた者(10頁)。ビルマでは女性が目立つ(16頁)。個人の自由と社会の進歩を後押しするうえで教育が果たす役割は、タゴールの考えがとくに洞察力と説得力に満ちたものになるテーマであることを私(セン)は知った(47頁)。タゴールとガーンディーは互いによく議論をもちかけていたが、非常に異なる関心事があった(107頁)。タゴールは日本の文化や歴史、教育を称賛。のちに日本のナショナリズムを激しく非難2023/04/10

月をみるもの

12
タゴール、ボーズ、マハラノビス、シン元首相、、、などなど インドのエリート+インテリ 総出演。幼少期に飢饉や宗教対立を間近で見た体験が、数学と物理とサンスクリットを愛する少年を経済学へと導いていく。。2023/03/23

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