駐日スイス公使が見た第二次世界大戦 - カミーユ・ゴルジェの日記

個数:1
紙書籍版価格
¥7,700
  • 電子書籍

駐日スイス公使が見た第二次世界大戦 - カミーユ・ゴルジェの日記

  • ISBN:9784872597691

ファイル: /

内容説明

日本に魅了された中立国スイス公使が背負う「利益保護国」の使命と、大日本帝国の行方 ―――

第二次世界大戦中に駐日スイス公使として日本に駐在したカミーユ・ゴルジェが残した日記の全編日本語訳と解説。本邦初公開。
外交官であり、また文芸作品や法律書の文筆家でもあったカミーユ・ゴルジェは、駐日スイス公使としての執務の傍ら、第二次世界大戦中の日本の姿をユニークな視点で記録してきた。日本に魅了されて来日したゴルジェが目撃したのは、変わり果てていく日本の姿だった。政府と外務省の関係・交渉の苦労、日本の貴族・エリートとの付き合い、憲兵隊と陸海軍からの暴力と差別、駐日スイスコミュニティ、東京空爆、広島と長崎への原爆投下、終戦をめぐって刻一刻と変わる政治状況など、1940年1月から1945年12月までの日々を率直な思いとともに日記という形で残し、知られざる大日本帝国の裏側を活写する。戦時中を日本で過ごしたスイス人による見聞録はいまだ公刊されておらず、中立国であるスイス人による証言は、歴史学・政治学的にも貴重な資料となる。
そして、このゴルジェの日記は果たして現代の日本にとってどのような意味を持つのか。日本在住のスイス人研究者ピエール=イヴ・ドンゼ(大阪大学)が、記憶のメカニズムに注目して、他国における歴史的経験を理解するためのアプローチとしての「日記」の意義を検討する。
ゴルジェ公使の日記を発掘したクロード・ハウザー(フリブール大学)による、日記が書かれた背景とともに、ゴルジェがどのような人物であったのか、そして戦争中の日本におけるスイス外交の役割と公使の仕事についての解説つき。

目次

はじめに ピエール=イヴ・ドンゼ、クロード・ハウザー

イントロダクション 日出ずる国の崩壊 カミーユ・ゴルジェ

日記 ある証人の日記 カミーユ・ゴルジェ
1940年
1941年
1942年
1943年
1944年
1945年

おわりに ピエール=イヴ・ドンゼ、クロードハウザー



付録 テーマ別ノート

参考文献
人名一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

17
第二次世界大戦中に駐日スイス公使として活動した著者による日記形式で再構成された回想録。中立国として複数の国、とりわけ英米の日本における利権を代弁する役目を担う。また、日本国内での戦時捕虜の待遇に対する監視業務にも尽力。日本の戦況が悪化するに連れ、物資の不足に見舞われ、空爆の危険から軽井沢へ疎開するも厳しい環境に直面する。元々日本に対して好印象を持っている著者が、日本の軍国化でその印象が揺らいでいく過程が文学的な趣きで綴られる。そのあたりが本書の読みどころであろうか。2024/06/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21129875
  • ご注意事項