内容説明
歴史認識問題、領土問題、そして頭上を飛ぶミサイル―わが国の行く末はどこか。中韓との関係改善に光が見えないまま、ついに北朝鮮から日本上空を通過するミサイルが発射されるなど、わが国を取り巻く東アジア情勢は戦後最大の緊張感に包まれている。本書は、政治学や経済学、社会学といった社会科学の英知の学融合的―トランスディシプリナリー―なアプローチにより、揺れ動く今日の国際システムの全体を俯瞰し行く末を考える、挑戦的労作である。
目次
第1部 国際システムの理論(変容する国家;ゲーム理論からみた政治;資本主義下の市場経済 ほか)
第2部 国際システムの制度(国際通貨制度;国際貿易制度;国際援助制度 ほか)
第3部 地域統合の動態(地域統合;東南アジアにおける協力の枠組み;アジア通貨危機 ほか)
著者等紹介
柳田辰雄[ヤナギダタツオ]
東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。1976年3月東京大学経済学部経済学科を卒業、1978年3月東京大学経済学研究科経済学専攻修士課程修了、国際通貨基金(IMF)エコノミスト、東京都立大学経済学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科助教授、教授を経て、1999年4月より現職。この間ジョンズホプキンス大学客員研究員、ニューヨーク市立大学院センター客員助教授、2002年8月まで1年間国際協力事業団派遣専門家、インドネシア共和国財務省財政分析庁財政アドバイザー。経済学博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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