内容説明
短歌ムック ねむらない樹 vol.10 特集=第5回笹井宏之賞発表/15年目の笹井宏之
特集1 第5回笹井宏之賞発表
特集2 15年目の笹井宏之
第一歌集『ひとさらい』が2008年に刊行されてから15年。彗星のように短歌の世界に登場し、26歳で生涯を終えた歌人笹井宏之。作歌期間は4年半しかなかったが、その間に数々のみずみずしい歌を遺した。没後10年となる2019年には笹井宏之賞が創設され、短歌の登竜門となっている。10号の節目にいま一度彼の足跡を追う、全130ページの大特集。
【著者】
書肆侃侃房編集部
書肆侃侃房編集部
目次
特集1 第五回笹井宏之賞発表
特集2 15年目の笹井宏之
特集3 アンケート 2022年の収穫
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
碧緑(あおみどり)旧だいだい
14
第5回笹井宏之賞の受賞作が2作。第4回笹井宏之賞の受賞作が個人賞を含めて個性的だったのに対して、こちらは強い既視感があった。「パーチ」は角川「短歌」でよく見る類のテーマだと感じた。「似た気持ち」については、微妙な間合いのずらし方がや表現で作り手の「うまさ」は十分に伝わってくるものの、なんかどっかで見たことない?あ、岡野大嗣さんにちょっと似てない?と思った。あくまで個人の感想ですが(読書メーターとは個人の感想を書くところだからそれでいいのだ)。2023/08/13
かふ
14
「眠らない樹」そのものが笹井宏之におんぶにだっこなんで、もうファンクラブみたいなものかと。まあ、夭折の歌人という伝説化で売るみたいな。新人賞とかも新人を発掘するより笹井宏之の知名度を上げるというような。アンチになってしまうのは、家族とか彼の短歌には関係ないだろうと思うから。この雑誌の作り全体が家族的といえばいいのか。そこに疎外感を感じてしまう。https://note.com/aoyadokari/n/n86169cc488422023/07/13
門哉 彗遙
5
いろいろ刺激されます。2024/02/09
おひだい
2
「舌で歯の裏をなぞっていくように下から歩道橋をのぞいた」「皮の下は湿った肉であることを隠して深くマフラーを巻く」「無数とはないことではなくあることで無数の朝に焼かれて風は」「切れかかった蛍光灯の作り出す言語を分からない方がいい」「エレクトリカルパレード ぼくらの細胞が自殺するって思えなかった」2023/05/10
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