ねむらない樹 vol.8

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ねむらない樹 vol.8

  • ISBN:9784863855083

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内容説明

短歌ムック ねむらない樹 vol.8 特集=第4回笹井宏之賞発表/渡辺松男の世界/2021年の収穫

巻頭エッセイ 水溜真由美
特集1 第四回笹井宏之賞発表
大賞 椛沢知世「ノウゼンカズラ」
選考座談会 大森静佳×染野太朗×永井祐×野口あや子×神野紗希
特集2 渡辺松男の世界
新作73首・自選100首・インタビュー ほか
特集3 2021年の収穫
東直子 松村正直 水原紫苑 藪内亮輔 ほか
特別寄稿
金子冬実「祖母、葛原妙子の思い出」
犬養楓「第六波、救急救命の前線で」
短歌30首 井戸川射子「木を捨てようと」

【著者】
書肆侃侃房編集部
書肆侃侃房編集部

目次

巻頭エッセイ 水溜真由美「炭鉱労働を詠んだ歌」
特集1 第四回笹井宏之賞発表
大賞 椛沢知世「ノウゼンカズラ」
選考座談会 大森静佳×染野太朗×永井祐×野口あや子×神野紗希
特集2 渡辺松男の世界
自筆年譜
新作73首「鏡と時間」
メールインタビュー
自選100首
特集3 アンケート 2021年の収穫
東直子
土岐友浩
水原紫苑
山田航
石川美南
松村正直
大塚真祐子
千葉聡
堂園昌彦
尾崎まゆみ
藪内亮輔
金子冬実「祖母、葛原妙子の思い出」
犬養楓「第六波、救急救命の前線で」
井上法子「身をふるはせて──今、私たちで読む田部君子」
嶋田さくらこ「うたつかいの十年史」
作品30首 井戸川射子「木を捨てようと」
歌人の一週間
歌人への手紙 佐藤弓生×廣野翔一
忘れがたい歌人・歌書 香川ヒサ「天の笑ひ」
文鳥は一本脚で夢をみる⑧ 梅﨑実奈「わからない力」
ねむらない短歌時評⑧ 寺井龍哉「スローな歌にしてくれ?」
短歌に近づく③ 細馬宏通「濁音との対面」
笹井宏之への旅
など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だいだい(橙)

13
笹井宏之賞のどの受賞作も味があって面白いけど、私が好きなのは永井祐賞の「ふぁんふぁん」。突き抜けた明るさがあって、鬱病の歌なのになんか元気が出る。自分自身を突き放してギャグにしているところがいい。大森さんが推していた「こわくなかった」も面白い。作者の仕事が「ダンサー」とのことでめっちゃ納得。2023/08/12

かふ

13
笹井宏之賞についてはまだ短歌の読み方がよくわからないのかあまり引っかからなかった。それは世代間ギャップというのもあるのだろう。なんかどうでもいい日常ばかりな気がして。勿論それが悪いことでもないのだが、世界的なニュースとか見てしまうと内向きになっているような。他者性の欠如というのか、何か短歌を読むことで世界が維新されるような、例えば寺山修司のような短歌を読みたい。犬養楓「第六波、救急救命の前線で」はコロナ禍での医療従事者を詠んだ短歌で印象的だった。この号で一番共感を持てたのが田部君子の短歌の世界か。2023/02/26

おひだい

3
おだいじにと言ったあとの先生と診察室のうその植物/約束のことごとく葉を落とし終え樹は重心を地下に還せり/他界より眺めておらばしづかなる的となるべきゆふぐれの水/雪山を裂いて列車がゆくようにわたしがわたしの王であること/地下鉄が淀川の上を越えてゆく 数年かけて納得がいく2022/10/10

みゆか

1
今回も楽しく読めました♪ 高柳蕗子さんの架空短歌鑑賞詠歌合で、イメージがどんどん広がり面白かった! 『エモーショナルきりん大全』気になりました! そして、ありがとうございます!!!!!!最近短歌の創作をお休みしていたけど、再開してみようかなあという気持ちにもなりました。2023/04/23

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