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内容説明
こんな夜に焼くのは、明日につながるようなケーキがいい――
眠れなくて不安な夜の過ごし方を提案するコミックエッセイ第3巻。
ベイクドチーズケーキ、スイートポテト、テリーヌショコラなどのレシピ付き。
描き下ろしとして、お菓子研究家・なかしましほさんとのコラボ漫画を収録。
なかしまさんから午後さんへ贈られたお菓子レシピをもとに、
午後さんがエッセイを描き下ろします。
漫画家・羽海野チカさんご推薦
「午後さんの本を読んでいると
雨の日に静かに
ぼーっとケーキを焼いている時の
あの気持ちでひたひたになります」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
97
このシリーズやっぱり好きです。ひとつひとつの午後さんの感性や行動が、日々疲れている私の心にすーっと入ってきます。小学校の頃の通学路を歩いてみたら、意外とノスタルジーにるどころか、自分が大人になったことを実感するエピソード、凄く共感します。飼われているにゃんこも可愛くて、ストレートに自分の要求を表現してくる猫の魅力にもやられます。チーズケーキやチョコケーキが美味しそう。簡単なレシピも結構あったので挑戦出来る気力がある時にやってみたいです。2023/12/10
ニッポニア
63
いい本でした、独特のタッチの絵、アート作品かと思える思考、ちゃんと片付けも含めてその過程ごと示す巧みさ。以下メモ。知らない街の市バスに乗る前は、とても不安だけど、乗り込んでしまえば驚くほどの安心感。眠れぬ夜は、胃から温めることで興奮を抑える。味噌と食べるラー油と豆腐をレンチンすれば麻婆。ナッツを齧りながら自己対話。季節の間に落ちてしまったら、一旦過去に戻ればいい。スイートポテトの輝きは闇夜の窓あかり。晴れた日は外でおにぎりを。猫のお腹の音を聞くと落ち着く。私が超えた数々の夜、それは全部私のもの。2023/12/23
ぶんこ
57
毎回感じるのですが、午後さんはアイデア豊富で段取り上手!今回はブックカバー2種類を手作り。リボンのしつらえ方が素晴らしい。またジッパーファイルを使った物も、その発想にびっくり。リボンは恥ずかしいので、私はこちらを作りましょう。ヨーグルトを使った簡単レシピも早速保存。そして簡単麻婆豆腐!超、超カンタン!美味しそう。スイートポテトの作り方も目から鱗。バウンド型を使うとは。食べきれなかった焼き芋があるので、早速作ってみます。繊細すぎる午後さんですが、お料理と、何より可愛いニャンコとの生活がある事にホッとします。2023/10/04
ひさか
45
2023年4月KADOKAWA刊。シリーズ3作目。興味深いお話が綴られていて、読んでいて楽しい。前作までと同じ世界観だ。暑い季節だし、またフローズンヨーグルトを作ろう。2023/07/31
ひより
34
3巻も何度目かの再読。 習慣化が大の苦手だという午後さん。 潜在意識との妥協点を見つけることで継続できる道を探る… そうやって自己対話していけばいいんだよね。改めて見習おう。 また、頭ではずっと前から知っていたことを、本当の意味で理解するタイミングが来たことを知り、今後もこうした楽しみを発見できるかも…と希望を抱く。 それには首をぶんぶん振って頷いてしまった。 物事が腹落ちするのってずっと後になってからだったりするのね。 読みながら、うんうんそうだよねって勝手に対話できるのがこの作品の好きなところかも。2023/10/21