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内容説明
「こんな夜に焼くのは、
明日につながるようなケーキがいい」
第8回料理レシピ本大賞コミック賞受賞作の第二弾!
Twitterで人気の作家・午後さんが描く
眠れなくて不安な夜の過ごし方を提案するコミックエッセイです。
バナナケーキ、レアチーズケーキ、ホットケーキ、ジャムなど、
孤独な夜のおともとなるレシピを、心に残るエッセイとともにお送りします。
著者Twitterアカウント:@_zengo
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
111
今回も良かったです。春から冬にかけての季節感のある過ごし方も料理レシピも参考になりました。桜の季節に、ピンクのスイーツを買って桜の木の下で食べるとかまさに理想的でした。私もやってみたい。散歩したり美術館に行ったり、自分の存在がどこにもないと感じることが私にもあるので共感しまくりでした。2021/11/13
ぶんこ
62
レアチーズケーキが秀逸。暑い夏はこれ!クッキーを作るのはしんどくてパス。午後さん、面倒くさいという割にマメです。夜型人間のところが我が家の夫と同じ。(夫婦で夜型朝型と別れているのは、適度な距離感があって快適)1巻でも感じましたが、午後さんは時間配分が素晴らしい。焼いてる間に洗い物、はかりを使い終わったら直ぐしまう。漫画なので見落としがちですが、実に丁寧。どんなに落ち込んでも、何かを作る気力があるのが立派。マスクアイテムには仰天。考えつくことが素晴らしいし、作ってしまうのも立派。2023/08/16
めぐねい
41
頑張りたくないときは頑張らなくてもいいって言われると嬉しい。とはいえ今頑張りすぎてる状況でしんどいけれど(^^;夜中にケーキ食べたら胃もたれしそうとか思ってる間はまだ元気なのかな。「自暴自棄な食事が終わっても満たされることはない。なぜなら食の快楽は鎮痛剤で根本的な解決方法ではないから」という表現がグサッと来た。この食事にはお酒も含まれているよね。自棄酒飲んでもぐっすり寝られなくていいことないってようやく自覚したので、最近は寝る前にホットミルクに。そうそう、パン食べた後袋を小さく結ぶところが良いなと思った。2022/01/21
くさてる
34
生きていくことがちょっと上手でなくて、立ち止まることがあるときに、足元に広がる穴に落ち込まないために、お菓子を焼く、なにかを作る、食べる。おおげさなことでなくても、すごいことでなくても、穴から目をそらすことができる。そのあいだに、穴は埋まってくれるかも、しれない。そうならなくても、きっとバナナケーキは、クッキーは、美味しいことには間違いがない。レシピも分かりやすく、エッセイも素敵な一冊でした。2022/06/07
ruki5894
27
料理って手順、段取りが全てだよな。ここでスケールは片付けて、洗い物はこれとこれ。焼いてる間に片付ける。ひとつひとつがちゃんとできている自分に安心して。まだ大丈夫だ。明日も大丈夫だ、たぶん。自尊心を少しだけ回復させる。回復させたいいのか?と心配しながら。少しだったらいいだろう。眠れぬ夜は何故あんなに辛いのだろう。でも私だけじゃないと思えるだけマシ。暗い布団の中でスマホの明かりに照らされる顔。私だけじゃないんだ。2022/07/29