ポプラ文庫ピュアフル<br> ことづて屋 寄りそう人

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ポプラ文庫ピュアフル
ことづて屋 寄りそう人

  • ISBN:9784591154113

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内容説明

山門津多恵が、「ことづて屋」として、頭に聞こえてくる死者からの伝言を指定された相手に届けるようになってから2年以上過ぎた。いつも助けてくれる恵介は、津多恵の最大の理解者となっており、感謝しつつも、つき合わせて申し訳ないような気持ちも。ある時、届ける相手の居場所がわからず、なんとか探してたどりついてみると、それは思いもかけない人物で……。 二人が新しい一歩を踏み出す、感動のシリーズ第3巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yanae

74
シリーズ三作目。終わってしまった(;-;)心から心から残念。本当に素敵なシリーズなのに。まだまだ続けられそうなのに。この作品は読み進める度に好きになった気がする。作者のこの作品に託した思いも感動的。相棒の二人の距離感もとてもよかったです。またどこかでこの二人に会いたい。書いてください、ぜひ!読み終わってなんか寂しいなぁ。素敵な作品でした。2018/07/19

ゆみねこ

67
シリーズ3作目にして完結編。津多恵の成長と恵介との関わりの変化。怜さんの隠されていた事情も。この作品のきっかけになった「海のかなた」は素晴らしかったです。もうちょっと津多恵と恵介を見ていたいけれど、このくらいで終わるのもちょうど良いのかもしれませんね。2017/10/09

ぶんこ

60
怜さんとまりさん、津多恵さんと恵介さんがどうなるのか。余韻の残るシリーズ最終回でした。大震災から始まった物語であり、死者からの伝言がテーマだけに、災害死した方々の伝言もあって暗くなりがちな物語ですが、ホンワカとした温かさを添えていてくれたのは怜さんだったんだなぁ。津多恵さんもいじらしくて可愛かったけれど、やっぱり怜さんが一番好きでした。幸せになって欲しい。2017/12/05

dr2006

51
見知らぬ死者の言伝(ことづて)を託される津多恵が、見知らぬ人へそれを伝えていく物語。死者からの言伝(声)は伝えるべき人へ伝えないと頭の中から消えない。伝える人を探し当て接見できても、新手の詐欺と怪しまれたり聴く事を望まぬ人もいて、津多恵は毎回苦労する。そんな津多恵を傍でサポートしてくれる恵介の存在が徐々に大きくなっていった❤あとがきによれば、作者は舞台となる土地を実際に訪れているそうだ。ファンタジーなのに地に足が付いた実話を感じるのはそのせいかもしれない。シリーズはこれで完結なのかな?もっと読みたいな。2020/06/04

真理そら

49
完結。怜さんの思いがけない過去や間違った方向に進んでしまった愛をそれでも相手に伝えておきたい死者の想い。恵介とツタエの関係にも少し変化が生じて、それがそのまま1巻から続く恵介の喪失感からの再生の物語になっている。「紅らんたん」もたびたび登場するので、この一連の谷中の物語の続きにどこかで会いたい。2024/05/04

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