内容説明
前世で書いた小説に転生し公爵令嬢となったレリア。
冷たく無表情な義弟ルディウスをいじめて殺される未来を回避するため彼を可愛がると決意。
しかしどんなに努力しても無関心で全く変化がなく――と思いきや
「一人の男として俺を好きになって欲しい」
ってそんな無愛想で一体いつから!?
しかしレリアにはルディウスの手を取れない事情があり……。
クールだけど実は可愛い義弟が世話焼きな元悪役姉を重溺愛するラブコメ!
特別書き下ろし短編『昨日の敵は今日の友?』を収録!
剣術大会に参加するルディウス。レリアも観戦することになり、今年は勝つことができるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
11
気がつくと自作小説のモブ公爵令嬢に転生していたレリア。義弟ルディウスに殺害されるバッドエンドを回避するため、彼を可愛がるのだが…というラブコメ。原作とは違う展開を実現するため、空回りするレリアだが、実は想いは通じており、クールを装ったヤンデレに仕上がるルディウス。ここに設定の緩さから膨らんだ互いの肉親の死の真相が絡んで関係を深める様は面白かった。もう一人の主要キャラ・シルヴィード王太子がルディに振り回されているのはやや不憫かしら。正ヒロイン・マリエットは…。意味深なエピローグもルディらしくてよかった。2023/04/08
色素薄い系
5
ルディが終始敬語キャラだったのが良し。彼の視点で見るレリアがおもしれー女でした。レリア本人もおよそ令嬢?みたいな振る舞いなのでそこら辺が気になりはした。ダンスでは足踏み過ぎだし刺繍に至っては指を刺す。上手く出来ないのは仕方ないにしても指刺しまくるのは逆に才能あるわ(笑)作者が適当に考えた設定ってのが創作においてそこ適当でいいの?という部分もあったりしたけど最後は敬語が全てを救ってくれた。2024/04/29
史
5
変わった形の転生。なんだけれども、あんまりその要素は差別化されてないようにも思える。しかしながら、どこか昼ドラ地味たものと大いなる陰謀が関わっているのは味わい深いものがある。悪くない。2023/07/06
あきら
5
ヒロイン?のレアが可愛くてよかった。行動力ありすぎ。王道のビーンズ文庫だったなー。こういう無自覚に周囲を振り回すヒロインやっぱり応援しちゃうよねー。作者さんの思惑通りくすりと笑えるシーンがいくつもあって楽しい気分で読み終えました。2023/04/09
bulbul
5
転生したら前世で書いた物語の殺されるモブ義姉になっていたレリア。今ひとつ残念なレリアをチートな義弟がサクサク囲い込んでテンポ良く楽しめました。2023/04/05