人間 昭和天皇(上)

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人間 昭和天皇(上)

  • 著者名:髙橋紘【著】
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  • 講談社(2023/04発売)
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  • ISBN:9784062172998

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内容説明

皇室取材歴約40年の著者による渾身の遺作。

帝国の統治者たることを運命づけられた少年、裕仁。
偉大な祖父は皇孫の誕生を誰よりも喜んだ。病弱な父と勁き母、闊達な弟宮たちとの葛藤、学友とともに受けた厳しい教育。乃木、東郷ら多くの功臣の期待を背に成長した彼は、第一次世界大戦後の欧州で君主とは何かを自問する。摂政就任から即位、戦争突入まで。

●……私は他の伝記作家とは違い、昭和、平成2代の両陛下やご家族、皇族に会見などでお会いしている。宮内庁を自由に歩きまわり、御用邸、御所なども見学会で見ているし、皇室の周辺にいた人とも数多く会っている。
 私は社会部育ちの、現場主義者なのだ。天皇がかつて訪れた場所やゆかりの地は、いまどうなっているのか、天皇や子どもたちはどう育てられたのか。そんなことを思いながら内外の現場をずいぶん歩いた。こうした経験をもとに、内側からみた天皇、皇室像を書いてはどうかと思ったのである。(「まえがき」より)

目次

さわやかな印象──まえがき
第一章 さしのぼる朝日のごとく
1 皇孫誕生
2 足立孝と乃木希典、そして父
3 「明治」の終焉
第二章 帝王教育
1 東宮御学問所
2 “宮中某重大事件”と訪欧問題
3 イギリスへ向かう
第三章 新しき時代へ
1 英王室、ブレア城、ヴェルダン
2 摂政宮殿下
3 良宮と女官制度改革
4 「外地」を視る
第四章 大元帥の家庭生活
1 御大典とゴルフ
2 大宮さまとの距離
3 以後、拒まず
第五章 憂色深し
1 大陸に広がる硝煙
2 慶事と、禍いと
3 ままならぬ思い
第六章 大勝は困難なるべし
1 紀元は二千六百年
2 開戦前後
3 戦時下の宮中

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むっち

1
新聞の書評欄でみつけてから図書館で借りるまで3ヶ月かかった。皇族も人間だから喧嘩もするし、親ばかにもなる。正直読み始めはどうでもいい話かなと思ったが欧州訪問あたりから昭和天皇の欧米好きの話が出てきて、開かれた皇室とかなんとか、今の皇太子みたいな話も出てくる。興味深かったのはイギリスの王子が日本に来たら皆入れ墨を入れて帰ったという話。当時のぼかし技術のあった日本の入れ墨は美術的な意味で欧米人のあこがれだったらしい。入れ墨いれている人間を目くじらたてて調査している大阪市長に聞かせたい話です。昭和天皇は平和主義2012/05/22

sofia

0
小説のようにすらっと読むこともできず、かなり時間をかけました。あまり詳しくない明治からの歴史、天皇史を理解することができました。2012/02/17

都人

0
大変読み易い本だ。感想は「下」を読んでから。2012/08/05

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