内容説明
忍びは再び輝ける?
いつの間に我らは、ただの警護になっていたのだ?
滝川弥九郎は甲賀忍びの末裔。かつて戦国の世では、伊賀者と並び勝敗の鍵を握る者だったのに、今や日がな一日、江戸城の警護をするために番所に座っているだけ。忍びの技はひっそりと伝えられているが、それを使って何かをなす機会もない。おまけに上がらない禄を傘張りの内職などで補わなければならぬ始末……。
大人気シリーズ「しゃばけ」の著者による軽快な忍者もの
目次
第一章 忍びの副業
第二章 天女の笑み
第三章 闇の中にあり
第四章 斑猫の毒
第五章 甲賀と伊賀
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
69
忍びも江戸時代にはあまり必要とされなくなっていた。しかし、命を狙われる世継ぎの家基を守ろうと奔走する。家基のお人柄の良さよ。黒幕を探すべく甲賀の者たちが動き出す。史実上、家基は将軍になることなく若い命を落としたはずだが、下巻でどうなっていくのか楽しみ。ただ、返却が迫られている本が他にあるのでそれを読んでからだな。2023/11/20
雅
68
忍術の活かしどころが無い太平の世。一族の存続を掛けた試練に挑む。なかなか面白そうな話し。2023/12/01
本詠み人
49
畠中恵さんの新刊✨“忍び”でしかも“甲賀”は珍しいかも🤭人間関係に悩む甲賀忍びの末…読了の感想は下巻で📖2023/06/18
ぽろん
35
大好きな畠中さんだけど、今回は、挫折。ワクワク感も感じず、どうも、読み進める事が出来ない。残念ながら、私には、あわなかったです。2023/05/27
Nyah
34
このまま下巻に進みます。2023/08/05
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