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内容説明
大戦後の世界秩序をめぐる闘いとは?
ついに成る『一般理論』の刊行、戦費調達問題、ブレトンウッズ協定、難局続きの対米金融交渉、襲いかかる病魔――。
経済の不確実性をめぐり思索を重ね、マクロ経済学を生んだ20世紀の最も偉大な経済学者、ケインズ。ギャンブラーでもあり、実務能力に長け、時代を見抜く先見性にすぐれたケインズは、第二次世界大戦と戦後の経済構想にどう関わっていったのか。
下巻では、不況の理論的解明、『一般理論』の完成、理論の政策への応用、「ケインズ革命」、ニューディールとの関わり、病魔との闘い、第二次世界大戦と戦費調達問題への対応、大蔵省への復帰、ブレトンウッズ協定につながる戦後の経済秩序の構想、難航をきわめた戦時下での対米金融交渉、そして心労を重ね死に至るまでの後半生を描く。
目次
第六部 救済する経済学者
第二十七章 普通でない経済学者の肖像
第二十八章 実務に長けた予言者
第二十九章 ニューディール
第三十章 月に向かって撃つ
第七部 戦費調達
第三十一章 療養生活
第三十二章 戦時中の中道思想
第三十三章 戦争という大蛇
第三十四章 特別使節
第三十五章 戦時中のケインズ
第八部 前回よりうまく
第三十六章 ケインズの新秩序
第三十七章 ハリー・デクスター・ホワイトという奇妙な人物
第三十八章 よりよいイギリスのために
第三十九章 重大な譲歩
第四十章 アメリカのやり方
第九部 最後の闘い
第四十一章 誘惑
第四十二章 金融ダンケルク
第四十三章 光は消えた
終章 ケインズの遺産
参考文献・資料
出典
登場人物
索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
健
10
6週間、やっと読み終わった。下巻は『一般理論』の発表で大論争が巻き起こり第二次世界大戦を経てブレトンウッズ体制を構築して亡くなるまでの後半生。上巻にも増して金融・経済についての論争が描かれるので、その内容は殆ど理解できなかったが、舞台芸術にも首を突っ込む日常生活の描写やユーモアのある手紙の引用がふんだんにあって、ケインズの生き様が手に取るように分かり大変面白かった。常に楽天的で現実主義的、様々な事に関心を示し、問題があったら解決したくなる性格。多彩な人生模様が余すところなく描かれており読み応え十分だった。2024/01/11
takao
0
ふむ2025/04/11
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