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内容説明
経済学に革命を起こしただけでなく、二つの世界戦争の時代を通じて、思想家として、官僚として、また、国の命運を託された交渉者として、そして文化・芸術愛好家として活躍した、型破りの天才・ケインズの生涯とはどのようなものだったのか?
上巻では、両親・家族、出生、幼少期、イートン校、ケンブリッジ大学での生活から、思想形成、大学の秘密ソサエティ・使徒会、ブルームズベリー・グループとの濃密な交友、恋愛関係、第一次世界大戦と『平和の経済的帰結』、『確率論』の執筆、結婚、文化・芸術との関わり、金本位制復帰問題への対応、大恐慌の到来までを描く。
目次
序章
第一部 義務と善
第一章 征服王に連なる家系
第二章 ケンブリッジの文化―シジウィックとマーシャル
第三章 ケンブリッジに育つ
第四章 イートン
第五章 ケンブリッジ学部生時代
第六章 若き日の信条
第七章 ケンブリッジとロンドン
第八章 リットン、ダンカン、メイナード
第二部 危機前夜
第九章 第一次世界大戦前における経済学への関心
第十章 私生活
第十一章 小春日和
第三部 無邪気の終わり
第十二章 戦時への適応
第十三章 ケインズと第一次世界大戦
第十四章 危機一髪
第十五章 紆余曲折―ケインズとパリ講和会議
第十六章 脅かされる文明
第四部 戦争の経済的帰結
第十七章 一九二〇年代のケインズ
第十八章 平和への移行
第十九章 確率と善
第二十章 ロシア問題とドイツ問題
第二十一章 貨幣改革
第五部 金の十字架
第二十二章 金本位制と結婚
第二十三章 中道思想
第二十四章 ロイド・ジョージとの共闘
第二十五章 貯蓄の謎
第二十六章 不況
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
健
11
ついに読了。纏まった時間が必要なので7週間要したがかなり面白かった。経済学の巨人ケインズ。若い頃は数学、哲学、芸術に関心があって経済学には興味が無かったのは驚き。ロンドンにあるコートールド美術館印象派コレクションがケインズのアドバイスで購入されていたのも驚愕の事実。イートン校からケンブリッジに到る青春時代の神的な無軌道ぶりにもびっくり。八面六臂の活動にも啞然。経済政策の話になると難しかったけど、文体は易しいし1節が短いので読み進めるのに苦労は無い。鮮やかに蘇るケインズ。下巻が益々楽しみだ。お薦め。2023/11/25
takao
0
ふむ2025/04/11




