内容説明
藤原顕光が悪霊左府として京に混乱を起こした翌年。顕光も正気を取り戻し、安倍晴明と藤原実資は共に宮中の新年行事に忙しく立ち回っていた。だがその背後で、蘆屋道満が復活。晴明への怨恨を一層深めて様々な事件を起こし都を襲い始める。――度重なる役員の怪死、延暦寺の僧を襲う姫の生霊……。真綿で締め上げるように迫ってくる怪異の背後にある陰謀を知った晴明たちは、葵祭の最中に起きた大事件に巻き込まれて……。大好評陰陽師シリーズ、第四弾！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
42
遠藤先生！！次巻を早くおねがいします！2023/03/18
よっち
31
藤原顕光が悪霊左府として、京に混乱を起こした翌年。顕光も正気を取り戻し、安倍晴明と藤原実資は共に宮中の新年行事に忙しく立ち回る一方で、その背後で蘆屋道満が復活する第四弾。晴明への怨恨を一層深めて、呪を乞う女房、度重なる役人の怪死、延暦寺の僧を襲う姫の生霊など、様々な事件を起こして都を騒がせ始める道満。怪異の背後にある陰謀を知った晴明たちが、葵祭の最中に起きた事件に巻き込まれてゆく展開で、婉子女王とのじれったい関係では実資がそんなこと考えていたのかと思いましたけど、そんな矢先の急展開は…続きが気になります。2023/03/31
桜
25
実資っ(‘◉⌓◉’) 顕光がこれでもかって程小者で笑っちゃうのですが、ともかく続きが気になるっ2023/02/28
お涼
15
シリーズ4作目。実資や晴明にやられて大人しくなったかと思われた顕光が蘆屋道満を復活させ事件を起こす。自覚なく呪を扱ってしまっている顕光が危なっかしい。人の欲とはなんと恐ろしいものか。2023/12/26
陽ちゃん
6
シリーズ4作目。相変わらず、いろいろ巻き込まれる実資と晴明ですが、やっぱり生きていた道満とのやり取りが、真っ向から対立しているのではなく、対象によっては協調している感じですね。それにしても顕光の自分は有能だと思っている勘違いぶりが鼻につきます、何とかならないのですかね？そして、ラスト。自分自身よりも祭を心配するのは実資らしいですが、こんなところで終わってしまうとは。早く続きが知りたいです。2023/04/25
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