ハルキ文庫<br> 晴明の事件帖 賀茂祭と道真の怨霊

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ハルキ文庫
晴明の事件帖 賀茂祭と道真の怨霊

  • 著者名:遠藤遼【著者】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 角川春樹事務所(2022/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758444699

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内容説明

帝の突然の禅譲という大事件を契機に、頭中将という重責から解放された藤原実資は、安倍晴明との友情を深める。だがそんな二人の前に次々と事件が立ちはだかる。貴族の物忌みを襲う呪、異能力で民をたぶらかす怪僧――。そうした怪異の中心には藤原道長の姿があった。晴明と実資は増長する道長を諫めるが、道長の行いは怨霊の災禍を京の都にもたらし始めていた……。最強の陰陽師・安倍晴明の活躍を描く人気シリーズ第二弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

58
夢枕晴明に比べて、このシリーズの晴明には華やかさが少ないのは相棒が実資だからだろうなあ、と思っていたら今作では実資がいかにもな朴念仁ぶりを発揮してくれて楽しかった。婉子の恋の歌を理解できなかったのではなくマジで受け止めたからあんな野暮ったい返歌になったんですよね、たぶん。歌会を盛り下げてどうするつもり?経費削減のために賀茂祭と祇園会を少し地味にして、北野の怨霊を格上げ(?)したいとなぜ道長は提案したのか、そこに道真公はどう関わっているのか、という話。2022/10/03

よっち

34
帝の突然の禅譲という大事件を契機に、頭中将という重責から解放され、安倍晴明との友情を深める藤原実資。そんな二人の前に次々と事件が立ちはだかる第二弾。貴族の物忌みを襲う呪、異能力で民をたぶらかす怪僧。菅原道真との直接対決もあったりする中で、立て続けに起きる怪異事件に関与している若き日の道長が、痛い目にあっても懲りないあたりなかなか印象深い存在でしたね(苦笑)相棒として活躍する晴明と実資がなかなかいい味を出していて良かったですね。女王殿下との思いの行方も気になるところですし、不穏な展開もまだまだ続きそうです。2022/06/27

よっしー

24
晴明と実資のコンビはますます息があってきていますね。道長もまだ権力を握る前ではありますが、権力者の片鱗は見せ始めているような…というような気がします。これから先、どんな事件があり、どう解決していくのでしょうね。ただ、最終的に日記として残せない結末が待っているのは変わらないんでしょうね。2023/03/13

陽ちゃん

9
シリーズ2作目。今回は若き日の藤原道長が絡んできますが、摂政の子とはいえ五男であり頂点を極めるなど思いもしないためか、まだ、晴明や実資の意見を不本意ながらでも聞き入れる素直さがありますね。実資と婉子女王の恋やラストで出てきた怪しい動きがどうなるのか、次巻が楽しみです。2022/07/13

あずとも

9
2人の前に次々と事件が起こる。それには藤原道長が関係していて。道真公との直接対決があったり、実資と晴明の関係性がより相棒といった感じに進化してたり、そして最後、早くも続きが気になる。2022/04/20

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