富士見ファンタジア文庫<br> 俺と妹の血、つながってませんでした

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富士見ファンタジア文庫
俺と妹の血、つながってませんでした

  • 著者名:村田天【著者】/絵葉ましろ【イラスト】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • KADOKAWA(2023/02発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040748818

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内容説明

俺の妹はブラコンだ。家ではいつもくっついてくるし、一緒にお風呂に入ろうとしたり、俺の布団に潜り込んだり……まぁ、妹なんてそんなもんだと思っていた。両親から、俺たちの血が、つながってないと聞くまでは。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芳樹

51
融通が利かないくらいの真面目な主人公・光雪が、超絶ブラコンの妹・久留里が実は義妹であると知ったことから始まるドタバタ作品。光雪と久留里が考える『普通』が全く違うことに基づく二人のやり取りを軸として『家族の絆』のあるべき形を模索していくストーリー展開で、『義妹もの』という主題にありがちなテンプレラブコメではなく、ホームドラマというひと味違う作品へ昇華させているところに村田さんの妙技を感じました。さて、久留里もまた光雪が義兄と知ったらどうなるのか?本巻以上の盛り上がりを見せるであろう続巻を楽しみにしています。2023/02/19

オセロ

47
究極のブラコンの妹久留里に手を焼く品行方正を体現したような光雪。久留里が光雪と同じ高校に進学が決まった当日、久留里と血が繋がってないと知らされ始まる兄妹の在り方を巡る家族の物語。 衝撃の事実を知らされ、妹離れしようとする光雪とそんな光雪にグイグイ迫る様子はコメディを見ているようでしたけど、幕間で語られる家族愛は本物で。 常識や正しさを求めるあまり正しさが何か分からなくなって、久留里との喧嘩を経て互いの意志を尊重し合える仲になったところでラストに落とされた爆弾が次巻でどうなるのか楽しみで仕方がないです。2023/02/20

よっち

40
超絶ブラコンの妹久留里に振り回される日々を送る高校生の入鹿光雪。妹が同じ高校に入学した日の深夜、両親から妹自身も知らない衝撃的な真実を告げられる青春家族小説。連れ子同士の再婚で久留里が血の繋がらない義理の兄妹であることを知り、衝撃を受けながらも秘密にしたままにする光雪。一方でそんなことも知らず、高校入学後は光雪に構ってちゃん全開で早くも注目を集めてしまう久留里。周囲の様々な反応、妹離れすべきなのか悩む光雪という構図で、その存在感が際立っていた彼女が自らの秘密を知ってどうなるのか、続巻に期待しかないですね。2023/02/17

まっさん

31
★★★ パッケージが好みすぎて購入段階で期待値がかなり高かった作品ですが、読了後の率直な感想としては思ってたより普通寄りな作品だったかなと思います。 物語は周りから恋人と勘違いされる程兄が大好きな少女・久留里と、少し真面目すぎるきらいがある少年・光雪がこれまでの関係を変化させるものでした。タイトルにもある両者に血の繋がりがないという設定が光雪側にしか明かされない為、久留里が事実を知って光雪に猛アタックする流れを期待していた身としては少し残念でしたね。その分久留里が義妹だと知った光雪がそれでも彼女を家族→2023/03/18

rotti619

31
品行方正の生徒会長・入鹿光雪が超絶ブラコンの妹・久留里と実は血がつながっていないと知ってしまい、どう向き合っていくべきか悩むお話。久留里は血がつながっていなかったら結婚すると名言しているが、それがあくまで血縁ベースなのか本気の愛情なのかわかっていないのが、話をややこしくしている。サブの七尾兄妹のリアルな距離感が非常に良い対比として描かれており、物語の説得力に一役かっていた。例え血が繋がっていなくても、家族として過ごした長い日々はかけがえの無いものとしておきながら、最後の最後でやってくれるあたり、上手い。2023/02/21

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