内容説明
◆ひとは争わずにはいられないの? それは本能?
◆そして、戦争はなくならないの?
◆平和は達成される?
◆ウクライナをはじめ、世界の紛争の裏側は?
対立、紛争、戦争の「しくみ」、そして「平和」について。
小学生から大人まで、誰にでも必要な基礎知識がこの一冊に。
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世界ではいつもどこかで、紛争や戦争が起こっている。
だから「争い」は人間にとってさけられないことだと思いがちだ。
でも、この本を読めば、人間は、平和についても不断の努力をつづけていることがわかるだろう。
どうして人と人、国と国同士で「争い」が生まれるのか?
──まずは〈構造〉をしっかりと見つめて、「争い」を乗り越える目を養おう。
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【目次】
■はじめに……紛争ってなに?
■1……………なぜ紛争は起きるんだろう?
■2……………人と人とを分ける線
■3……………協力するか、それとも戦うか?
■4……………平和に向かう
■5……………紛争の意味を理解する
■結論…………君はどう思う?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
67
分類319。中高生向け。世界平和を願う。戦争を止めるために何をすればいいのか▽「紛争」は国や集団の間での激しい対立の事。扱い方により暴力に発展することもあれば、穏やかに解決されることもある。誰かが「必要なもの」や「欲しいもの」を手に入れようとするのを他の誰かが邪魔をすることから始まる▽人の暴力性は「本能」だという科学的な根拠はない▽「事実」と「意見」は同じではない。全ての意見は公平ではない。結論=考え続けることが大事▽2023.2刊。よくまとめられていて、分かりやすい。良本2024/04/18
R
42
争いは彼らと私たちの間で起こる。人間である以上避けて通れないように、気づいたら、私たちという概念があって、その縁辺をはっきりさせるために争いが起こされるという当たり前ながら、避けようのない事実から解説されていて、そりゃそうだと思いつつも、どうしようもない現実に嘆息見舞う内容だった。解決する方法をいくつも持っておくことで、規模が大きくなる前に回避する知恵をつけるべきだと思った。児童向けの本なのだろうが、非常に示唆に富んだよい本だった。2023/05/11
たまきら
37
ティーンズコーナーより。紛争ー身近にもあるであろう諍いから始まり、思索を地球規模に拡大していく流れがとても分かりやすく、「ああ、これはぜひ中高生に読んでもらいたい」と思いました。悲しい「争い」ばかりが紹介されているだけではありません。非暴力を貫いたガンジー、キング牧師、マンデラ大統領。彼らの言葉も紹介されています。暴力が蔓延している現代ですが、それでも私たちは対話と手を差しのべる勇気を、平和への確固たる意志を持ち続けていかないといけません。だって、崩れるときはきっとあっという間だから。2024/09/12
まる子
20
読友さんから。なぜ国と国、人と人が争うのか。という「争い」の「構造」を知るための本。地政学にも関わるのだろうけれど、革命や侵攻、同盟国と友好国の違いなどがとにかくわかりやすい。さらに中高生に身近なクラスや友達を国や人に例えているから頭にスッと入る。ニュース等で聞く言葉は捕捉されている。リポーターの言葉やニュースで扱う映像でも見た側が受ける印象は確かに違うと理解できた。起きている紛争や世界の出来事に目を向けて、自分の意見を持つこと、常に情報をキャッチする目を養う事は大切なんだな。新聞の読み方が変わってくる。2024/04/30
ta_chanko
19
争いが起こる理由、争いがなくならない理由、争いの調停・引き離し・武装解除に至る道筋や方法などについて、分かりやすく論述。2023/07/20
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