ハヤカワ文庫SF<br> ミッキー7

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ハヤカワ文庫SF
ミッキー7

  • 著者名:エドワードアシュトン【著】/大谷真弓【訳】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 早川書房(2023/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150123956

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内容説明

宇宙開発で危険な仕事をこなすために生み出された【使い捨て人間/エクスペンダブル】ミッキー。すでに六度の死を経験した彼の身に思いがけないことが!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケンイチミズバ

102
人クローンの倫理にまでは至らず。エンタメなので、多少の矛盾や齟齬はスルーな作品。クローン技術がありながら、それよりレベルの低いハードルを越えていないなど随所にアリ。Dボウイの息子監督作品「月に囚われた男」では自分が月面での危険で孤独で単調な資源採掘作業のためのクローンだという記憶を持たされていない。こちらはコピーの自覚がある。恐怖もあるし、再生されるとしても死ぬのは嫌だ。ミスで7が死なないうちに8が再生され食料の配給は1/2に。嫌ならどちらか死ぬっきゃない。魂と器問題のようなシリアスさを期待したが外れた。2023/02/09

しゃお

33
惑星開拓において危険な任務につく〈エクステンダブルズ(使い捨て人間)〉と呼ばれる、人格も記憶もコピーされたクローン人間として蘇るミッキー。7人目のミッキーが死地から帰還すると既に8人目が作らており、その事を隠しながらコロニーでの生活を送る様子が、ユーモアたっぷりに描かれています。考え出すとツッコミどころも多そうですが、ある意味不死の存在である事についてや、存在意義、極限状態での選択の仕方など面白かった。映画化されるとの事で、もしかしたらそちらの方が原作より面白くなるかもと期待です。2023/03/19

Daffy

29
映画化が決定しているSFエンタメ作品で派手な展開はないものの、SFならではのアイディアが沢山盛り込まれていてSF好きとしては楽しめた。現在の主人公の動向と、主人公のこれまでの「死亡履歴」、そしてこの世界の他の植民星の状況を歴史として語るパートがあり、ディテールが深掘りされていて、実在感のある世界観を形成できている。ただちょくちょくパートが切り替わるため、本編の展開の進み方のテンポは悪く、続きが気になって仕方がないページターナーとは言えないかもしれない。SF的思考実験をエンタメ化した哲学書という印象が強い。2023/08/17

宇宙猫

28
★★★★ 危険な任務に志願したのに、差別意識の塊である上司は人間扱いすらしようとしない。そんな状況で自分が2人になってしまう。処分されずにどうやり過ごすか、突っ込みどころはあるけれど軽く読めて面白かった。D2023/04/28

23
感想を読んで気になって。SFが苦手なのですが、今作は読みやすかったです。とはいえ、ちと楽しめずでした…、やはり苦手なのかも。2023/05/07

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