内容説明
なぜイギリス・フランス・アメリカでは自由民主主義が成立し,日本やドイツではファシズムを招来したのか.ロシアと中国で共産主義革命が起きた理由は何か.各国が経験した近代化の異なる道筋を,社会経済構造の差に注目して説明した比較歴史分析の名著.下巻では,日本・インドを分析し理論的考察を展開する.(解説・小川有美)(全二冊完結)
目次
第二部 近代世界に向かうアジアの三つの道(承前)
第五章 アジアのファシズム 日本
一 上からの革命 新旧の脅威に対する支配諸階級の対応
二 農民革命の欠如
三 明治の解決 新地主層と資本主義
四 政治的帰結 日本ファシズムの本質
第六章 アジアにおけるデモクラシー インドとその平和的変革の代償
一 インドの経験の有意性
二 ムガル帝国時代のインド デモクラシーを阻むもの
三 村落社会 農民反乱を阻むもの
四 イギリスの統治とインド社会の変容 一八五七年まで
五 イギリスの平和 一八五七年から一九四七年まで 地主の楽園か
六 非暴力によるブルジョワと農民の結合
七 農民の暴力の程度とその性格
八 独立及び平和的変革の代償
第三部 理論的意味と客観化
第七章 近代社会への民主的径路
第八章 上からの革命とファシズム
第九章 農民層と革命
終章 反動的思想と革命的思想
補論 統計と保守的歴史叙述についての覚書
原註
訳註
訳者あとがき
解説(小川有美)
参考文献
索引
【上巻内容】
序文・謝辞
第一部 資本主義デモクラシーの革命的起源
第一章 イギリス 漸進主義に対する暴力の貢献
第二章 フランスにおける発展と革命
第三章 アメリカ南北戦争 最後の資本主義革命
第二部 近代世界に向かうアジアの三つの道
覚書 ヨーロッパとアジアの政治過程 比較に際しての諸問題
第四章 中華帝国の衰退と共産主義型近代化の起源
原註
訳註
参考文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
ステビア
politics
sh
天婦羅★三杯酢