戦争・革命・テロの連鎖

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戦争・革命・テロの連鎖

  • 著者名:川上泰徳【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 彩流社(2022/12発売)
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  • ポイント 570pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784779128172

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内容説明

10年ごとに繰り返される矛盾の正体と危機噴出の構図!

1994年から2014年まで20年間、中東各地に赴任して2003年のイラク戦争や
2011年の「アラブの春」、2014年の「イスラム国」(IS)の出現という
「中東危機」に遭遇したジャーナリストがこれまでの経験と蓄積された知識
によって読み解く錯綜する中東情勢への視座。
大国の介入という国際政治の不条理はもとより、権力の合掌連合や弾圧と抑圧
の強権政治がはびこる中東の国々では、言論の自由と報道の自由がないため、
迫り来る危機の予測は難しく、強権が抑えきれなくなったときに一気に爆発する。
そして中東で起きる戦争や政変、テロは、石油危機や流出する難民問題、
さらにはテロまで輸出する結果をもたらした。過激派組織「イスラム国」は
ほぼ制圧されたが、アフガンではタリバンが復権し、中東各国の治安は決して
落ち着いてはいない。
本書は起こり得る中東危機を考えるうえで示唆に富む好著である。

【目次】
まえがき
第1章  繰り返される中東危機── 1979年から始まった連鎖
第2章  危機の前にパレスチナが動く──「尊厳」の問題
第3章  噴出した若者パワーの行方──「アラブの春」第2弾
第4章  ムスリム同胞団は復活するのか──弾圧の下で
第5章  イラン・イスラエルの〝戦争〟は激化するか
第6章  「イスラム国」の再来の可能性とスンニ派の受難
第7章  イスラエルとアラブ国交正常化──平和か、危機か
第8章  中東分裂の構図──ぶつかる2つの枢軸
第9章  「対テロ戦争」が生む難民危機──空爆の破壊と殺戮
第10章 コロナ禍で増幅する矛盾──感染対策が治安対策へ
中東危機年表
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

19
22頁。サダトは1973年の第4次中東戦争でイスラエルに対してナセルでさえなしえなかった緒戦の勝利を手にした。しかしその5年後にはイスラエルを訪問し、1979年に平和条約を結んだことで、エジプト自らが「アラブの大義」を放棄することになった。エジプトという柱を失ったアラブ世界がその後、イスラエルと戦争をすることはなかった。その代わりに1979年を起点として、中東危機の連鎖が始まるのである。1979年イラン革命→80年イラン・イラク戦争、81年サダト暗殺。90年イラクのクウェート侵攻→91年湾岸戦争。2024/02/11

かんな

1
外務省のHPを開いてみる(-.-)今この瞬間、同じ地球上で、何が起きているかを考える。2022/06/11

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