内容説明
「あんた……誰だ」
「きみの友だ」
ひとりは過去の記憶を失い、
ひとりは女の姿で後宮に潜む。
《過去の記憶》と《濃厚な友情》は、青年ふたりに奇跡を起こすのか!?
胸熱の中華風ファンタジー!!
悠永国(ゆうえいこく)の後宮には、こんな噂があった。
曰く「皇后の剣、と呼ばれる謎めいた人物がいる」と。
それは氷のように冷徹な皇后の側近で、名は静羽(せいは)。炎のごとき美貌の女性だという。
幼い頃の記憶がない翔啓(しょうけい)は、ある日後宮に迷い込み、女の姿をした青年・嵐静(らんせい)と出会った。
彼こそが、静羽なのか……。
初めて会った相手のはずなのに、なぜか翔啓は嵐静に強く惹かれる。
それは彼自身の失われた過去にも関係しているようで……!?
失った《過去》に、大切なものを、置いてきた――。
ふたりの「再会」がきっかけで、幼い皇太子や皇后をも巻き込んだ大事件が動きだす。
過去と友情が織りなす――血湧き肉躍る中華後宮ファンタジー開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なみ
11
後宮に迷い込んだ翔啓は、女装した青年、静羽と出会う。 失われた記憶、凄惨な事件……。 2人の過去がつながっていく展開にドキドキしながら読みました。 闇の深さが浮き彫りになるシーンがある中で、智玄の無邪気さが癒しでした。 あと舞光と雪葉も好きです!2022/12/16
ひとしろっく
4
前作同様、台詞に違和感あり。このキャラがこの話し方はしない、というところが所々あり、読んでいて気になる。キャラの名前を間違えている所もあり、校正はもっと頑張って欲しい。しかし、やはり著者のストーリーは良い。途中でどんな展開になるか分からなくなるところがあり、読むのを止められなくなる。続きがあるようなので期待したい。2022/12/31
史
3
うーん。中華ファンタジーでブロマンス。それ自体は悪くはないのだけれども、いかんせん情報が隠されすぎている。それと「そんなの主ではない」というのはごもっともの通りで、残酷なだけな為政者というのは理屈に合わない。威厳もへったくれもありません。これじゃあただのいじめっ子や虐待親と同じでしょう。側近も出てきませんしね。そこがあくまで飾りつけ程度であるというのであればわざわざ中華ファンタジーである意味がない。続巻を読むことはないでしょう。2023/09/04
たるぱ
2
久しぶりに積んでた中華ファンタジーを📖 ブロマンスなのかな?😊面白い!!幼かった過去の記憶が無い青年と男でありながら女として後宮で皇后に仕える青年…。過去に2人は友人だったけど…。初巻はそれぞれ2人の過去と偶然後宮で再会してしまう物語が。過去を思い出したとしてもこの先どうなるんだろ…。既巻読破しよー😊2023/09/17
詩音
0
導入編ですね。登場人物がある程度?出てきて、なんとなく過去に何かがあったらしい、というところまでは判明。 読む暇がなくて、一月に数ページのスピードでとりあえず読了。次の巻はいつ読めるのか…。2024/03/29