内容説明
夢信犯罪者、襲撃。災厄級<悪夢>発生。
顎の獣との死闘から一か月。
傷が癒えたトウヤたちは、再び<悪夢>から人々を救うべく<貘>として再始動しようとしていた。一方悪夢から解き放たれたメイアは、生きる意味を求め一人闇の中を彷徨う。
そんな中、<悪夢>を操る謎の犯罪組織<アトリエ・サンドマン>からの襲撃予告を受け、トウヤたちは英国の要人・ミスターFの護衛任務に就くことに。そこで出会うFの一人娘・ユリーカ。彼女の秘めたる“願い”はトウヤとメイアを巻き込み、やがて新たな悪夢を喚び起こす!
少女の願いと陰謀渦巻く一夏の戦い――SF異能ダークバトル第二幕!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
顎の獣との死闘から一か月。傷が癒えた再び悪夢から人々を救うべく貘として再始動するトウヤたち。謎の犯罪組織アトリエ・サンドマンの襲撃予告を受け、英国の要人ミスターFの護衛任務に就く第二弾。悪夢から解き放たれ、生きる意味を求め一人闇の中を彷徨うメイア。そして護衛任務の中で出会うFの一人娘・ユリーカの存在。彼女の秘めたる願いはトウヤとメイアを巻き込み、やがて新たな悪夢を喚び起こす展開で、何とも悲しいその過去も明らかになる中、向き合うことを諦めないトウヤと支える仲間たちが引き寄せたその結末はなかなか良かったです。2023/02/07
まっさん
16
★★★★☆ めちゃくちゃ良かったです。 物語は顎の獣との死闘から1ヶ月。先の戦いでの傷が癒えたトウヤ達は、「悪夢」を操る謎の犯罪組織・アトリエ・サンドマンからの襲撃予告を受け、英国の要人であるミスターFと彼の娘であるユリーカの護衛任務に着く事に。リハビリ程度の簡単な任務だと思われていた中、自らの欲望を満たす為に、その他の犠牲を厭わない悪意の奔流とぶつかり合う事になって…というものでした。 一巻時から思っていましたが相変わらず世界観や設定の厚みが一般的なラノベ作品より頭2つ程抜けていて、且つ高い文章力と→2023/07/07
Pustota
4
一巻目の事件を終えてからのみんなと、そこに現れた「来訪者」の関係性が楽しかった。バトルもそれ以外も熱い想いが溢れていて、世界観も深まって良い続編でした。全体的に好きな要素多いのでまた続きを読みたいです。2023/01/27