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内容説明
西炯子が「男の涙」に全方位から切り込む!
「初恋の世界」「娚の一生」の西炯子最新作は、
年齢もタイプも様々な男たちの涙を描く、コメディタッチオムニバス。
鋭い観察力で描き出す、美しくもちょっと笑える「涙」をお楽しみあれ!
<収録作>
「そこでは誰もがひとり」
会社のトイレから毎朝泣き声が。泣いていたのは意外な人物で・・・!?
「ハルと嵐」
バレエに邁進する少年。だが気になる女の子ができてから心境に変化が。
「父が暮らせば」
断絶していた親子だが、父の死で強い絆があったことがわかる。
それは・・!?
「推しの次郎」
妻を亡くし、一人静かに暮らす85歳の男性は死を待つばかりと思っていた。
だが彼は出会ってしまった、「彼女」と!
「港区生まれ港区育ち」
地方へ出張へ向かう車中、予想外の事態が
エリートサラリーマンを襲って!?
「めぐり逢えたら」
有能な課長と中途採用の社員。二人にはある過去があるようで・・・。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
70
漫画。ちょっとオシャレでカッコイイ男子の情けなくも(苦)泣きたい話。短編が6話[第1話︰そこでは誰もがひとり]朝のトイレで号泣する声[第2話︰ハルと嵐]バレエ男子[第3話︰父が暮らせば]死んだ父の遺産[第4話︰推しの次郎]推し活にハマる[第5話︰港区生まれ港区育ち]田舎電車で出会った少女[第6話︰めぐり逢えたら]出来る上司と中途採用イケメンの確執▽軽い。でも嫌いじゃないよwバレエ最高。2023/01/07
どあら
38
妹から借りて読了。普段見られない男の人の泣き顔ってクルわね〜😚2023/04/06
ぐうぐう
34
泣ける物語ではなく、泣く男たちを描く西炯子のオムニバス。男が泣く、というギャップがすでに時代遅れになりつつあることに西炯子は自覚的で、だから彼女はそれ以外の様々なギャップをエピソードに巧みに配置していく。ギャップは意外な展開を導くし、キャラクターに個性を与えもする。そもそも泣く理由に年齢も立場も関係なくて、つまりは男女の違いもまた溶けていくはず。その経過途中の男たちの、これは物語。2023/01/03
まるぷー
25
少年であっても歳をとっても男にもうちに秘めたものがあり、時には泣きたいこともあるということか。毎朝会社のトイレの個室でしくしく泣く悔し泣きする社員、母親の支配と呪縛から解き放されたいと思うが、女の子にほやされて意思を曲げた少年の話はわかるなと共感。亡くなった父親の思わぬ嗜好、地下アイドルを追っかけて逝ってしまった85歳の爺さんの話は笑えた。2023/02/28
ざるめ
13
さすが西炯子さん!巧いなぁ(*>∀<*)涙がこんなに笑いに変わるなんて!(*゚Д゚*)そして心がほっこりと暖まる(*´∇`*)「父が暮らせば」が一番笑えた♪そして「ハルと嵐」に登場するトレーニングジムのオーナーが大好き!2022/12/18