内容説明
クリスマスの大騒動の直後に、何者かの手により誘拐されてしまった俺・篠原緋呂斗。謎の地下空間で目を覚ました俺の前に現れたのは、学園島の「冥星」の秘密を握る彩園寺家の「影の守護者」泉姉妹だった。前人未踏の8ツ星昇格に手が届きそうな俺の学年末対抗戦への参加を阻止すべく、監禁という極悪な手段を用いる彼女たち。イカサマも仲間の助けもない孤立無援の極限状態に置かれた俺だけど、行方不明の俺を探してくれているであろう仲間たちのためにも、偽の学園島最強のすべてを賭けてこの悪魔的な「脱出ゲーム」をクリアするしかない。どうか、待っててくれよ、みんな――!【電子限定!書き下ろし特典つき】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
げんごろう
15
誘拐された緋呂斗が凶悪仕様の脱出ゲームに挑む今巻。 カンパニーの助力無しでどこまでできるのか。 彼自身の実力も窺い知る事が出来ましたし、なにより白雪の健気さに心うたれる大満足の一冊でした。 あと書き下ろしの雫が予言者だった笑2022/12/11
まゆまゆ
13
おもろすぎる、次巻も購入しようと思ったが、どこの本屋にもなくて絶望中。2023/10/05
かっぱ
10
誘拐された緋呂斗が脱出ゲームE×E×Eに挑戦するシリーズ12弾。仲間の手が及ばない地下迷宮で独りきりで地上への脱出を目指す展開はこのシリーズにとっては新鮮な切り口だった。立ちはだかるのは彩園寺家の陰の守護者である泉姉妹で、VRとARが融合した仕掛けで地下牢獄に閉じ込めようと襲いかかる罠の数々は、学年末対抗戦までの制限時間つきという設定も相まって読んでいてハラハラするものに仕上がっていた。難攻不落の窮地からのひっくり返し方は実にこの作品らしい内容で次巻からの大規模ゲームも楽しみだ2022/12/17
椎名
5
ラブコメに振り切ったクリスマスから一転、誘拐された緋呂斗がたった一人で脱出劇に挑む。普段はカンパニーの力ありきでの強さだが、なんだかんだと修羅場をくぐり抜けてきたこともあってか、緋呂斗自身の思考力も上がっている気が。そして待つのはこれまで以上の大規模ゲーム。長期戦になりそうだ。2023/01/03
くろ
4
今回"も"極悪難易度で最高だった。 丸ごと1冊使ってるから徐々に攻略してる感が強くて楽しい。2023/10/08