内容説明
三百有余年、日本人が愛し涙を流し続けた続けた歴史物語『忠臣蔵』。多くの文学賞を受賞している歴史小説界の至宝とも言うべき作家たちが、日本最大の歴史サーガに挑む。傑作アンソロジーが待望の文庫化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けやき
46
【再読】忠臣蔵のアンソロジー。飼犬の視点からの内蔵助の妻りくを描いた「妻の一分」や清水一学を描いた「雪の橋」、神崎与五郎を元妻の目線から描いた「与五郎の妻」がお気に入り。2022/11/29
Book Lover Mr.Garakuta
19
【小林書店】【速読】:知らない事ばかりで、勉強になりました。面白かった上に、楽しかったですね。大石の嫁ハンがりくと言う名前なのを初めて知りました。他にも新しい気づきや発見が沢山あり、儲けもんな1冊でした。2023/02/14
ベローチェのひととき
16
妻から廻ってきた本。忠臣蔵をテーマとした7人の作家によるアンソロジー。初読みの作家もいて楽しめました。それぞれに趣きがありましたが特に印象に残ったのは、一学のことを描いた梶よう子さんの「雪の橋」、泉岳寺の雲水を描いた山本一力さんの「笹の雪」だった。決戦!シリーズは他にも出ているようなので読んでみようと思う。2023/02/04
Tanaka9999
12
2023年発行、講談社の講談社文庫。7編。忠臣蔵に関わる話を集めたものだが、なんとなく纏まりがないような気がする。内容を思い返してみると結構面白い話ばかりなのに、読んでいる最中はどうも面白くなく思っていた。かなり不思議な感覚である。2023/02/07
犀門
3
No.013★★★★☆どうも忠臣蔵は苦手でね。こうして何人かの著者によるそれぞれ違った角度から捉えた読み物は楽し。2024/04/02