内容説明
死期が近い人の姿が透けて見える女性。ヒモ暮らしからの脱却をはかる将棋会所の常連。人違いの刃傷沙汰で、実は刺されるはずだった男……。今日も信吾と波乃のもとに舞い込む驚くべき相談事。時に鮮やかに、たいていは話すうちにいつの間にか、事態は好転。物事を悪いほうへ考えがちなあなたも相談客よろしく、会話をしているだけで前向きな気持ちになれる、信吾と波乃夫婦の不思議な魅力にぜひ触れてみてください。読めば悩みも解決!! 痛快、爽快、青春時代小説。
目次
見える女
惚れちゃったんだもん
あたし、うれしい
とんとん拍子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
onasu
13
初話は異能を有する者の話しであれば、同様の者(異能は別種)は当然のラインナップで、なんで1年前の話しにしたのかな? それはおくとして、これまでの時系列に沿った展開からは、おもしろくももやもやも…。 2話目からは通常運転で、将棋会所初期からの常連、髪結いの亭主が働くことを決意すると…、続いては波乃、将棋の女チビ名人ハツ両名の「あたし、うれしい」。4話目が表題作で、信吾が相談屋の仕事を正攻法で汗をかいたのは初めてか。 年配者の描く若者像との印象はそのままだが、勢いのある間は読んでいきたい。2023/01/25
ミド
5
動物の話を聞くことができる能力と将棋と相談屋の話。とんとん拍子なのは最後の話だけでなく髪結いの亭主の方も。あちこちでおめでたい話が続いているけれどそろそろ信吾と波乃のところにも来るといいなあ。2024/02/17
あいちょ。
3
図書館。 13作目。 2023/04/28
Panja Morimoto
3
「めおと相談屋奮闘記」も13冊目。たぶんこのつぎくらいにお子様誕生か。2022/11/06
goodchoice
2
今回は最後の一編はやや長く、途中で読み飽きた感あり。もう少しテンポ良く話を進めて欲しい。2022/11/25