角川スニーカー文庫<br> 喋らない来栖さん、心の中はスキでいっぱい。2

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角川スニーカー文庫
喋らない来栖さん、心の中はスキでいっぱい。2

  • ISBN:9784041125755

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内容説明

コミュ力向上指南も終わり、対等な友達として新学年をスタートした来栖さんと鏑木くん。新クラスには気の置けない女友達・霧崎涼音たちもいるなか、来栖さんは心の中で不意にデレては鏑木を照れさせていた!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

32
来栖さんとの奇妙な師弟関係が対等な友達となってスタートした新学年。しかし律と来栖さんとの距離感から、涼音にトラブル回避のための嘘がバレてしまう第二弾。霧崎涼音や雛森さくらたちもいる新クラスで、全力でいろいろ頑張っては律に懐いている来栖さん。休日には律の部屋で遊んだりと二人の距離が縮まっていく一方で、明らかになってゆく律を中学から知る涼音が抱える複雑な思い。腹黒会長の雛森の空回りっぷりもなかなかいい感じに効いていましたけど、グループとしてもいい感じになってきた四人の関係にも変化の兆しがあって続巻に期待です。2022/11/01

まっさん

21
★★★ 他人の心の内が読める少年と、タブレットを介した筆談で会話する程無口で淡々とした対応を見せながらも内心では表情豊かな少女が織り成す不思議なラブコメ物第二弾。 パッケージから受ける印象の割にはそこまで甘々している訳ではなく、現状ではまだ対人スキルに問題があるヒロインが主人公を含めた学友と徐々に距離を縮めるという構図で描かれていました。その分主人公との直接的なやり取りは控えめで、どちらかというと今巻では主人公の中学時代からの学友・霧崎に焦点が当てられていました。個人的に霧崎の方が圧倒的に好みだったり→2023/01/23

rotti619

13
無口だけどみんなと仲良くなるために健気にがんばる来栖瑠璃奈の為に、他人の心の声がわかる鏑木律がお手伝いするお話第2巻。前巻で少しコミュニケーションが取れるようになった瑠璃奈のがんばりが更に加速する前半は尊さに溢れており、かわいいが過ぎていた。後半は唯一心が読めない霧崎涼音と律の過去、そして今の関係に焦点が当たっており、彼女持ちと公言しながら実はいない律と瑠璃奈の関係について思う所を見せていた。他にも律と瑠璃奈の過去等、今後に含みを持たせており、次巻にも大きな期待。なお、雛森さくらは相変わらずウザくてよい。2022/11/14

真白優樹

12
新学期となり、周囲へ交流の手を伸ばす瑠璃菜を見守る中、涼音に嘘が露呈してしまう今巻。―――宙ぶらりんに光を当て、見つけ出すのは自分の道。 瑠璃菜の頑張りを見守ったり、まったりと二人の距離を詰めていく中、涼音との過去と彼女の内面に光を当て、彼女が本格的に舞台へ上がる今巻。ラブコメから青春へとシフトする事で、更に面白さを増していく巻であり、より多角的な面白さを出していく巻である。彼女の中に芽生えた思い、彼女の中で揺れる思い。律に悪された事情も仄めかされる中、この青春は何処へ向かう。 次巻も勿論楽しみである。2022/11/08

らいら

9
前半は進化した来栖さんの日常。可愛らしい女の子たちとのほんわかした日常が描かれていて、良き雰囲気。 後半が涼音編。涼音との出会いや律との関わりを深掘りし、涼音が今後の決意を固めるまでのお話。心の声が聞こえない彼女が律と関わり続ける経緯が語られる話で、こちらも良き。 個人的にはやはり、雛森の律に気に入られようとして玉砕し続ける言動が一番良きです。次巻は個人的一番のお気に入りキャラの雛森編とのこで、とても楽しみです。2022/11/09

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